他方「モーセの十戒」は、人間の罪を明らかにします。そこで、この罪から人間を救うために来られたのがイエスです。まず「十字架を負うイエス」(S2)は、「ウィア・ドロロッサ」(悲しみの道)をゴルゴダに向かって歩きます。
ところが「悲しみの道に立つ群衆」(S1)は、あるいはイエスを嘲笑し、あるいは悲嘆にくれています。途中、キレネ人(クレネ人)のシモンは、イエスが負っていた十字架を強制的に背負わされます。
刑場に着くと、イエスは他の犯罪人ふたりと共に十字架につけられます。これが「三つの十字架」(S3)です。受難のイエスの光の基調は青系統です。