復活のキリスト

S6:世の光キリスト
S6:世の光キリスト
S5:仰ぎ見る人々
S5:仰ぎ見る人々
S4:エマオのキリスト
S4:エマオのキリスト

受難のイエスに対し、復活のキリストの光の基調は黄系統で、喜びと希望を象徴しています。クレオパともう一人の弟子は、イエスの墓が空だったと伝えられた日、エルサレムからエマオへ帰る途中、見知らぬ人から聖書の説き明しを聞いて感動します。エマオで食卓についたとき、見知らぬ人がパンを取り、祝福して裂き、彼らに渡すしぐさで、ふたりが突然イエスだと分かるのが、この「エマオのキリスト」(S4)です。その瞬間、イエスの姿が見えなくなります。

「仰ぎ見る人々」(S5)の視線は、「昇天のキリスト」ではなく、「世の光キリスト」(S6)に注がれています。彼は両手を広げ、「だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう」と言って、わたしたちを招いています。その両手には十字架の傷痕があり、その背後には光の十字架が浮き上ってきます。今も十字架につけられたこの方こそ、金城学院の「かしら」なのです。

以上は、ステインドグラスが語る一つの読み方にすぎません。一人ひとりが、ステインドグラスをとおして神が語る聖書のメッセージを聞き取っていただきたい、と願っています。


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