食環境栄養学科の3つのポリシー(2018年度までの入学生)

食環境栄養学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

食環境栄養学科では、4年以上在学し、128単位以上を修得し、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。

(知識・技能)
  1. 豊かな人間性を支える教養を身につけている。

  2. 食と健康に関する幅広い専門分野を横断的に理解する力を身につけている。

  3. 食と健康を総合的に管理する能力を身につけている。

(思考力・実践力)
  1. 健康維持・増進や疾病予防に関する問題点を科学的に究明し、専門知識を駆使して問題点を解決することができる。

  2. 食生活の改善により健康な生活を送る力を養う方法を企画、提示することができる。

(コミュニケーション力)
  1. あらゆる年齢層の集団および個人(健常者・傷病者)に対して、食と健康の問題点やその解決策に関する情報を適切に伝えることができる。

  2. 食と栄養の専門家として人間の生活と健康に関わる他分野の専門家と協力し、暮らしにおける食の重要性を発信することができる。

食環境栄養学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

食環境栄養学科では、以下の方針に基づき、教育課程を編成し実施する。

  1. 学生が豊かな人間性を育むために「生活環境学基礎科目」を通じて幅広い知識や教養を高める。

  2. 学生が食と健康に関する幅広い専門分野を横断的に理解する基礎力を身につけるために「学科基礎科目」(1年次 必修4単位、1~3年次 選択2単位、4年次 必修4単位)を設置するとともに、1年次から必修科目である「専門基礎分野科目」(13単位)や「専門科目」(3単位)を置く。

  3. 学生が食と健康を総合的に管理する能力を身につけるために「専門基礎分野科目」(1~3年次 必修38単位)や「専門分野科目」などの講義科目を1年生より系統立てて設置するとともに、「実習・実験科目」へと科目の内容を発展させて実践的な教育を行う。

  4. 学生が健康の維持・増進や疾病予防の現代的課題を科学的に究明するように、さまざまな課題に取り組む「実習科目」を設ける。

  5. 学生が食生活の改善により健康な生活を送る力を養う方法を指導することができる力を養うために、2年次必修科目「応用栄養学総論」(2単位)や「栄養アセスメント論」(2単位)、「臨床栄養管理論」(2単位)「疾病別栄養管理論」(2単位)を設けるとともに、それらの「実習科目」(2・3年次 必修3単位)の中で内容的に発展させる。さらに「臨地実習」(3・4年次 必修4単位)を通じて管理栄養士の業務を実際に学ばせ、食生活改善の企画、提示の力を養う。

  6. 学生が社会や個人に対して食と健康の問題点やその解決策について適切に伝えることができる力を養うために、「栄養教育原論」「栄養教育各論」「栄養カウンセリング論」 (2・3年次 必修6単位)や「実習科目」(3年次 必修2単位)を通じて効果的なプレゼンテーションの技術を指導する。

  7. 学生が食と栄養の専門家として人間の生活と健康に関わる他分野の専門家と協同し、暮らしにおける食の重要性を発信することができるために、「専門分野科目」(1~4年次 必修38単位)や「栄養総合演習」(3年次 必修2単位)、「臨地実習」(3・4 年次 必修4単位)を通じて、集団または個人に対する栄養教育の必要性をつかみ、社会とのかかわりの中で問題を解決する能力を育む。

食環境栄養学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

食環境栄養学科は、「栄養」「健康」「病気の予防と治療」「食環境」「食生活」「食行動」などにおける様々な課題に対して探究心旺盛に取り組む学生を求めています。「食」の専門的・実践的な知識や経験を活かして問題を解決することのできる管理栄養士となるために、栄養学の基礎となる生物や化学への興味を常に持ち、高等学校修了までにそれらの科目の基礎知識をしっかり身につけておいてください。

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