音楽芸術学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
音楽芸術学科では、4年以上在学し、124単位以上を修得し、次の能力を備えた学生に卒業を認定し、学位を授与する。
豊かな人間性を支える教養を身につけている。
音楽芸術を高度に演奏する技能を身につけている。
音楽芸術に関する専門的知識を身につけている。
楽曲やその演奏を、音楽芸術の研究方法を用いて適切に分析し考察することができる。
音楽芸術の実技や理論を通じて身につけた思考力を応用し、物事を論理的に考え、分析し、判断することができる。
自らの考えや楽想を、音楽芸術の実技、言葉で適切に表現し伝えることができる。
他者の楽曲解釈、立場や見解を理解しつつ、自らの演奏表現、楽曲解釈や意見を発信することができる。
音楽芸術学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)
音楽芸術学科では、以下の方針に基づき、教育課程を編成し実施する。
学生が音楽を学ぶ上で基礎的な技能を身につけるように、「ソルフェージュ」、「音楽理論」を1年次の必修科目(4単位)として【基礎科目】(10単位必修)に設置し、基盤となる知識と理解力を養うよう指導する。
学生が高度な音楽技能を身につけるように、ピアノ・声楽・管楽器のコースごとに「ピアノ奏法(1)~(8)」、「声楽(1)~(8)」、「管楽器奏法(1)~(8)」を【基幹科目】(1年次~4年次、12単位必修)として設置し、いずれかのコースで12単位の修得を必須として演奏に必要な技能を継続的に教育する。
学生が音楽の歴史や芸術の一般理論に関する深い知識を身につけるように、「西洋音楽史」等の科目を2年次の必修科目(6単位)として【基礎科目】に設置するとともに、音楽を育んだ文化を幅広く学ぶために、「音楽と文学」等の科目を【展開科目】(40単位選択必修)に設置し、広範な専門的知識と幅広い教養を培うよう指導する。
学生が指導を通して作品の奥深い解釈を学ぶとともに鑑賞の方法を身につけるように、「音楽鑑賞A・B」、「邦楽鑑賞」を【展開科目】に設置し、豊かな演奏能力を養うために演奏や作品に対する造詣を深める教育をする。
学生が音楽の歴史・作品・演奏解釈について自分で分析し考察する力を身につけるように、1年次・4年次の必修科目(4単位)として「音楽芸術学演習(1)~(4)」を【演習科目】(4単位必修)に設置し、他者の解釈や意見を理解しつつ、自らの考えを適切に表現し伝えることができるよう指導する。
学生が音楽芸術を自身の観点で捉え、分析し、判断する力を養うように、【基礎科目】、【展開科目】および【演習科目】を通じて、常に考えさせる指導を行う。
学生が音楽の作品を自らの感性をもって感じ、演奏を通じて感じたことを表現し、伝える力を養うように、【基礎科目】、【基幹科目】、【演習科目】、【展開科目】を通じて演奏表現の技能を指導する。
学生が音楽の歴史、文化、背景を理解した上で楽曲を理解する演奏解釈、解釈を適切に表現し伝える演奏法、また総合的な知識により他者に共感を与える作品を創造するための作曲技法等、普遍的かつ個性的な音楽性を確立するために、「卒業演奏・卒業作品・卒業論文」を【演習科目】として設置し、総括的な指導を行う。
音楽芸術学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)
音楽芸術学科では、以下のような学生を求めています。
音楽芸術を深く愛する学生
音楽芸術の実技に真剣に取り組み、品格と豊かな感性を備えた学生
音楽芸術作品を理解すべく、その構造、歴史的背景、作曲家・作品の意図の把握に強い学習意欲を持つ学生
音楽芸術が人々の幸福に貢献すると信ずる学生
以上の項目を念頭におき、入学時までに音楽実技、基本的音楽理論とソルフェージュ能力を身につけておいてください。