多元心理学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
多元心理学科では、4年以上在学し、128単位以上を修得し、次の能力を備えた学生に卒業を認定し学位を授与する。
人に対する肯定的な関心を持っている。
人の行動と心の動きについての知識とその理解の方法と技法について学修し、社会や人間関係の中で、自己の能力を発揮していく力を身につけている。
自らの関心を深めるための意欲と能力を有し、心理学的専門性を用いて社会へ貢献することができる。
さまざまな人間の行動と心理的現象について、心理学で用いられる論理をもとに分析・理解することができる。
上記の思考にしたがって、心理学的研究法をもちいて、考察を行うことができる。
上記の人間理解の活動を通して、自己理解および他者理解を深めることができる。
これらの力を通して他者や社会に働きかけることができる。
上述の実践等を実現するために自ら思考したことがらを、適切な表現を用いて発信する能力を有する。
相手の意見や説明を客観的で中立的な態度で聴くことができる。
多元心理学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)
多元心理学科では、以下の方針に基づき、教育課程を編成し実施する。
学生が心理学という初めて学ぶ学問領域の対象、考え方、方法などを理解できるように、「学部共通科目」(1年次、必修および選択12単位)、「学科基礎科目」(1~4年次、必修および選択22単位)を置いて教育を行う。
「学科基礎科目」には、「社会学概論」(1年次、選択2単位)のように心理学に関連する幅広い周辺の学問領域も取り入れていく。
「学科基礎科目」には、心理学的思考と分析方法を具体的に学ぶことができるように、「心理学研究法」(2年次、必修2単位)や「心理学実験A」(2年次、必修2単位)、「心理学実験B」(2年次、必修2単位)、「データ解析法A」(2年次、選択2単位)などの科目を設置する。
「学科展開科目」で学ぶユニットの内容について詳しく把握するために「多元心理学入門」(1年次、必修2単位)を「学科基礎科目」に設置する。
4年間の学びを心理学の広い領域の中で位置づけ、再確認して統合することができるよう、「多元心理学総論」(4年次、必修2単位)を「学科基礎科目」に設置する。
心理学のより高度な各論的科目を「学科展開科目」(1~3年次、選択128単位)に十分に設置し、それらをユニットとしてまとまりを持って学修できるように配置する。
複数のユニットを履修することで、多角的かつ合目的的に心理学が学修できるように「学科展開科目」を設置する。
学生が実際に自らの思考を推し進め、データ収集、データ分析、考察検討などを行うことを目的とした「演習科目」(1~4年次、8単位)を設置する。
大学における学習成果を「卒業論文」(4年次、選択6単位)もしくは「演習科目」の中で言語化、発信することを通して、コミュニケーション力、表現力、書く力などを養成する。
多元心理学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)
多元心理学科では、心理学の基礎的な科目と各自の学習興味や将来設計に応じて選択した実践的な科目群を学ぶことにより、さまざまなフィールドで心の専門家として活躍できる人材を育成しています。このため、高校までに主要5教科の十分な理解に加え、部活動やボランティア活動などの課外活動をできるだけ経験し、社会事象や自他の心への関心が強く、対人能力や共感性を高めることに意欲的な学生を求めます。