コミュニティ福祉学科の3つのポリシー(2019年度の入学生)

コミュニティ福祉学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

コミュニティ福祉学科では、大学のディプロマ・ポリシーに基づき、これからの新しい生き方、地域づくりを担う「ソーシャルウーマン=社会に積極的に参加し、多様な地域住民とともに、すべての人々が幸せに暮らすことができる社会をつくる女性」の養成に資する専門的知識・技能を修得し、次の資質・能力を身につけ総合的に活用できる学生に学位を授与します。

  1. 知識・理解
    1. 多様な文化を理解するとともに、豊かな人間性を支える教養と、福祉課題の解決およびコミュニティ形成に関する深い専門的知識を身につけている。

  2. 汎用的技能
    1. コミュニティにおける生活と福祉に関する情報を適正に収集・分析し、多様な角度から論理的に考えることで問題を発見し、解決を図ることができる。

    2. 福祉課題の解決およびコミュニティ形成に関する技法や種々の表現方法を修得し、様々な体験を通じて多様な人々とコミュニケーションをとることができる。

  3. 態度・志向性
    1. 自らを律し、他者と協働して目標の実現のために行動できるとともに、向上心を持って学び続けることができる。

    2. 福音主義キリスト教に基づいた倫理観により、困難を抱えている人々を支援するために主体的に行動し、コミュニティや社会に貢献することができる。

  4. 統合的な学修経験と創造的思考力
    1. これまでに修得した知識・技能・態度などを総合的に活用して、新たな課題に取り組むことができる。

コミュニティ福祉学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

コミュニティ福祉学科では、学生がディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を獲得できるように、共通教育科目、専門教育科目およびそのほか必要とする科目を、順次性を考慮して体系的に配置し、講義、演習、実習を適切に組み合わせたカリキュラムを編成します。課程表の他に、カリキュラムの体系性を示すカリキュラム・マップおよびカリキュラム・ツリー、科目間の関連や科目内容のレベルを表現する科目分類番号制を採用し、カリキュラムの構造を分かりやすく示します。

教育内容、教育方法、評価について次のように定めます。

  1. 教育内容
    1. 共通教育科目では、学生が福音主義のキリスト教に基づき、豊かな人間性を支える知識・技能、汎用的技能・能力、態度・志向性の基礎を身につけられるようにします。共通教育科目は、建学の精神に基づく「金城アイデンティティ科目」、本学の教育の核である英語教育および外国語教育、キャリア教育からなる「金城コア科目」、幅広い教養を身につける「金城展開科目」の下、授業を編成します。

    2. 初年次教育では、学生が効果的に大学で学修し順調な学生生活を送るために、高校から大学の学びに円滑に移行できるようにします。
      共通教育科目における初年次教育では、学部学科の枠を超えて学問や大学教育全般に対する動機づけを図ります。
      専門教育科目における初年次教育では、【学科基礎科目】(必修7単位)において「ソーシャルウーマン総論」を設置し、ソーシャルウーマンのロールモデルについて理解を深めるとともに、「相談援助演習(1)」では人間関係トレーニングを通じて、援助的コミュニケーションの基礎的内容として自己理解、自己覚知を促します。

    3. 専門教育科目では、学生が社会のあらゆる場で福祉マインドを実践できるソーシャルウーマンとしての知識・技能・態度を身につけることを通じて、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を獲得できるようにします。

    4. 「基礎科目」、「展開科目」を設置して、「社会そうぞう力」、「協働実現力」、「問題解決力」を身につけたソーシャルウーマンとして社会で幅広く活躍できる知識・技能を修得できるよう科目を編成します。

    5. 体験型学修を通して福祉課題の解決およびコミュニティ形成を担う現場への理解を深めることができるよう「ソーシャルウーマン実践科目」を設置し、福祉マインドを実践する力の向上を図ります。
      また、多様化・複雑化・深刻化しつつある生活問題を専門職として解決を図るソーシャルワーカーの訓練、指導を図るために「ソーシャルワーカー実践科目」を編成します。

    6. 学生が身につけた知識・技能や態度を総合的に活用できるように「演習科目」を編成します。

    7. 学生が専門教育科目を中心とする教育内容を総合化し活用できるように、卒業年次に「国家試験対策科目」ならびに「卒業研究」、もしくは「卒業論文」のいずれかを選択必修できるよう編成します。

  2. 教育方法
    1. 講義科目においては履修者上限人数を原則120名とし、アクティブ・ラーニングなどを取り入れた教育方法を実施します。

    2. 演習科目においては、少人数できめ細やかな指導体制を整え、ディープ・アクティブ・ラーニングなどを取り入れた教育方法を実施し、プレゼンテーション技術やコミュニケーション力の修得を図ります。

    3. 実習および研修、実践科目においては、サービスラーニング型の体験や実習、研修を通して知識・技能を身につけ、柔軟な思考力と判断力を養うプログラムを編成します。

    4. すべての授業科目において授業時間外学修を課し、学生の学修成果を高めるようなフィードバックに努めます。

    5. アドバイザー制度により、学生情報を活用しながらアドバイザーがそれぞれの学生と面談し、学修支援をはじめ学生生活全般に関する助言を実施します。

  3. 評価
    1. 本学科では、学生がディプロマ・ポリシーに掲げられた資質・能力およびこれらを総合的に活用する力を確実に身につけられるように、学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)に基づき、学科レベル、学生レベルで評価を実施します。

    2. 学修成果の評価の公平性と透明性を確保するために、達成すべき質的水準および具体的な実施方法などに関するアセスメント・ポリシーを別に定めます。

コミュニティ福祉学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

コミュニティ福祉学科では、本学の建学の精神を踏まえた教育目的を尊重し、これからの新しい生き方、地域づくりを担う「ソーシャルウーマン=社会に積極的に参加し、多様な地域住民とともに、すべての人々が幸せに暮らすことができる社会をつくる女性」をめざし、ボランティア活動、地域活動、社会貢献活動に関心が高い人、さらに専門性の高いソーシャルワーカーをめざす意欲的な学生を求めます。そのため入学者に対してはカリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるために必要な次の学力の3つの要素を備えていることを期待しています。
また、適正に学生を選抜して受け入れるように、多様な入試選抜方法を実施します。

  1. 知識・技能
    1. 高等学校等における学修を通じて、全般的な学力とともに、社会系の科目に関心のある人や高校で福祉関連の科目を履修した学生を求めます。

  2. 思考力・判断力・表現力
    1. 社会の中の様々な課題に関心を持ち、意欲的に課題の理解や解決に向けて取り組もうとする学生を求めます。

  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
    1. 多様な人々とつながりをつくり、社会に積極的に参加していこうとする学生を求めます。

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