環境デザイン学科の3つのポリシー(2025年度の入学生)

環境デザイン学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

環境デザイン学科では、大学のディプロマ・ポリシーに基づき、生活環境(衣環境や住環境)に関する専門的知識・技能・デザイン力を修得し、次の資質・能力を身につけ総合的に活用できる学生に学位を授与します。

  1. 知識・理解
    1. 多様な文化を理解するとともに、豊かな人間性を支える教養と、衣環境もしくは住環境に関する深い専門的知識を身につけている。

  2. 汎用的技能
    1. 情報を適正に収集・分析し、さまざまな角度から論理的に考えることで問題を発見し、その問題の構造を学問的に究明し、問題解決を図るための具体的方策を提案することができる。

    2. 異なった立場の人々の意見を傾聴・理解し、調整しながら、問題解決へと向かうことができる。

  3. 態度・志向性
    1. 自らを律し、他者と協働し、真に豊かな生活の実現という目標を目指して行動できるとともに、向上心を持って学び続けることができる。

    2. 福音主義キリスト教に基づいた倫理観により、隣人のため社会のために主体的に行動し、生活者の視点から社会に貢献することができる。

  4. 統合的な学修経験と創造的思考力
    1. これまでに修得した知識・技能・デザイン力・態度等を総合的に活用して、新たな課題に取り組むことができる。

環境デザイン学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)

環境デザイン学科では、学生がディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を獲得できるように、共通教育科目、専門教育科目およびその他必要とする科目を、順次性を考慮して体系的に配置し、講義、演習、実験・実習を適切に組み合わせたカリキュラムを編成します。課程表の他に、カリキュラムの体系性を示すカリキュラム・マップおよびカリキュラム・ツリー、科目間の関連や科目内容のレベルを表現する科目分類番号制を採用し、カリキュラムの構造を分かりやすく示します。

教育内容、教育方法、評価について次のように定めます。

  1. 教育内容
    1. 共通教育科目では、学生が福音主義のキリスト教に基づき、豊かな人間性を支える知識・理解、汎用的技能、態度・志向性の基礎を身につけられるようにします。具体的には「金城アイデンティティ科目」、「金城コア科目」、「金城展開科目」の区分に基づいた科目を編成します。

    2. 初年次教育では、学生が効果的に大学で学修し順調な学生生活を送るために、高校から大学の学びに円滑に移行できるようにします。
      共通教育科目における初年次教育では、学部学科の枠を超えて学問や大学教育全般に対する動機づけを図ります。
      専門教育科目における初年次教育では、学科での学びに対する動機づけを図る科目、大学での学びのための基礎力を身につける演習、デザイン基礎力を身につける実習・演習を設け、専門的知識と技能およびデザイン力を身につける環境デザイン学科独特の学びへの理解を深め、円滑な移行を図ります。

    3. 専門教育科目では、学生が生活者の視点で豊かな生活環境(衣環境や住環境)とは何かについて分析・考察し、学問的に究明するための知識・技能・デザイン力・態度を身につけることを通じて、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を獲得できるようにします。

    4. 生活環境学(衣環境や住環境)の体系性に基づき、「学科基礎科目」「展開科目」を設置して、それぞれの専門分野で幅広く活用できる応用的な知識・技能・デザイン力を修得できるよう授業を編成します。

    5. 多様な文化、異なった立場の隣人や社会のために貢献できるようインクルーシブデザインの考え方を取り入れます。また「研修科目」を編成し、多様な文化、環境に根ざした国内外の優れたデザイン作品、その周辺環境や人々に触れ、豊かな生活環境について理解を深めるための機会を設けます。

    6. 専門的な知識や技能を活用しながら、社会で活躍できる人材を育成するために、資格取得を支援する科目を設置します。

    7. 学生が専門教育科目を中心とする教育内容を総合化し活用できるように、卒業年次に卒業研究に関する科目を設置します。その成果は、発表会・展示会を通して、学内外の人々に発信します。

  2. 教育方法
    1. 講義科目においては、履修者上限人数を原則120名とし、アクティブ・ラーニング等を取り入れた教育方法を実施します。必修・コース必修・資格必修の実験・実習科目では、それぞれ適正な人数で授業を行います。

    2. 演習科目においては、少人数できめ細やかな指導を実践し、ディープ・アクティブ・ラーニング等を取り入れた教育方法を実施します。

    3. 実験・実習科目においては、知識や技能、また科目によってはさらにデザイン力を身につけ、思考力と実践力を養うプログラムを編成して実施します。

    4. すべての授業科目において授業時間外学修を課し、学生の学修成果を高めるようなフィードバックに努めます。

    5. アドバイザー制度により、学生情報を活用しながらアドバイザー教員が学生一人ひとりと面談し、学修支援をはじめ学生生活全般に関する助言を行います。

  3. 評価
    1. 本学では、学生がディプロマ・ポリシーに掲げられた資質・能力およびこれらの総合的な活用力を確実に身につけられるように、学科レベル、学生レベルで評価を実施します。

    2. 学修成果の評価の公平性と透明性を確保するために、達成すべき質的水準および具体的な実施方法などに関する学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)を別に定め、多面的な評価を行います。

環境デザイン学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)

環境デザイン学科では、本学の建学の精神を踏まえた教育目的を尊重し、豊かな生活環境(衣環境や住環境)の実現に関心を持ち、それに向けて、必要な知識・技能・デザイン力を身につけ、実践する行動力と意欲のある学生を求めます。そのため入学者に対してはカリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるために必要な次の学力の3つの要素を備えていることを期待しています。
また、適正に学生を選抜して受け入れるように、多様な入試選抜方法を実施します。

  1. 知識・技能
    1. 文系科目、理系科目を問わず、高等学校の教育課程を幅広く学修し、修学に必要な学力を有するとともに、本学科の教育に強い関心を持つ学生を求めます。

  2. 思考力・判断力・表現力
    1. さまざまな社会の問題に関心を持ち、それについて考え、考えた内容を社会に向けて発信したいと考える意欲のある学生を求めます。

  3. 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
    1. 主体性を持って課題を発見し、その課題解決に向けて、多様な人々の意見を傾聴・理解し、それらの人々と協働できる学生を求めます。

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