現代子ども教育学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
現代子ども教育学科では、学則第1条を踏まえ、所定の124単位と必修等の条件を充たしたうえで、以下に定める資質・能力を有すると認められた者に、学士(人間科学)の学位を授与します。
- 多様な価値観や文化をもつ他者を理解し、尊重する幅広い教養と豊かな人間性を身につけている。
- 子ども、保護者や家庭、保育・教育全般に関する基礎的知識と専門職としての高い倫理観を身につけている。
- 子どもの成長・発達を促す教育者・保育者として必要となる専門的知識と実践的な指導・援助方法を身につけている。
- 教育者・保育者としての専門性を深め、資質・能力の向上に向けて学び続ける姿勢を身につけている。
- 教育者・保育者に求められる専門性や役割を科学的・多面的に俯瞰する視点・態度を身につけている。
- 多様な意見や考え・立場を尊重し、同僚や多職種と協働・連携し、子どもが幸福に生きられる社会の形成に貢献する力を身につけている。
現代子ども教育学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)
現代子ども教育学科では、学生がディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を獲得できるように、共通教育科目、専門教育科目、及びその他必要とする科目を基礎から発展への段階をふまえて体系的に配置し、講義科目、演習科目、実験・実習科目を適切に組み合わせたカリキュラムを編成します。教育課程表の他に、カリキュラムの体系性を示すカリキュラム・マップ及びカリキュラム・ツリー、科目間の関連や科目内容のレベルを表す科目分類番号制を採用し、カリキュラムの全体像を分かりやすく提示します。
教育内容、教育方法、評価について次のように定めます。
- 教育内容
- 現代子ども教育学科の教育課程に【共通教育科目】【専門教育科目】を配置し、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を獲得できるようにします。
- 共通教育科目では、学生が福音主義のキリスト教に基づき、豊かな人間性を支える知識・技能、汎用的技能、態度・志向性の基礎を身につけられるようにします。共通教育科目には、建学の精神に基づく【金城アイデンティティ】を含む【基礎教育科目】と、自身の生き方を考える【キャリア教育科目】の科目区分のもと、カリキュラムを適切に編成します。
- 専門教育科目では、教育・保育に関する諸学問の体系性に基づき、【学科基礎科目】【金城子ども教育プログラム】【学科展開科目】【演習科目】【卒業論文】の科目区分のもと、カリキュラムを適切に編成します。
- 初年次教育では、入学者が高校から大学の学びに円滑に移行すること、大学教育が求める学問的・社会的要件を段階的に満たすことができるようにすることに重点を置きます。
共通教育科目における初年次教育では、本学科の枠を超えて学問や大学教育全般に対する動機づけを図ります。専門教育科目における初年次教育では、高校から大学への橋渡しとなる科目を編成し、基礎的知識・技能の習得および協調性・プレゼン能力・論理的思考力の向上を図ります。また早期体験学修を通じて教育者・保育者を目指す学生としての自覚を促します。 - 学生が身につけた知識・技能・態度を総合的に活用できるように【金城子ども教育プログラム】にプロジェクト科目を編成します。
- 学生が専門教育科目を中心とする教育内容を総合的に活用できるように、卒業年次に「卒業論文・卒業制作」を設置します。
- 教育方法
- 講義科目においては、適正な履修上限人数を設定し、学生が自ら関心をもって能動的に学ぶことができる教育方法を実施します。
- 演習科目においては、少人数できめ細やかな指導を実践し、学生が自ら問題意識をもって主体的・対話的に深く学ぶことができる教育方法を実施します。
- 実験・実習科目においては、知識や技能を身につけ、総合的に活用し、思考力を養うプログラムを編成して実施します。
- 授業時間外学修をすべての授業科目に課し、学生の学修成果を高めるようなフィードバックに努めます。
- アドバイザー制度により、学生情報を活用しながらアドバイザー教員が学生一人ひとりと面談し、学修を支援するとともに、充実した学生生活のために必要な助言を行います。
- 評価
- 学修成果の評価については、公平性と透明性を確保するために、到達目標と評価方法をシラバスに定め、筆記試験・実技試験・レポート・実習評価・授業貢献度等から多面的・総合的に評価を行います。
現代子ども教育学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)
現代子ども教育学科では、本学の建学の精神を踏まえた教育目的を尊重し、豊かな人間性と高い倫理観を土台にして、教育者・保育者としての専門性を高め、子ども達が幸せに生きる社会の形成に貢献する人材を養成します。そのため入学者に対してはカリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるために必要な次に掲げる学力の3つの要素を備えていることを期待します。また、適正に学生を選抜して受け入れるように、さまざまな方法による入試選抜を実施します。
- 知識・技能
- 高等学校等における学修により、全般的な基礎学力を身につけ、教育者・保育者として必要となる専門的知識・技能の習得に強い意欲を持つ学生を求めます。
- 思考力・判断力・表現力
- 科学的・多面的視点から、子どもと子どもを取り巻く環境を俯瞰し、課題の発見とその解決に、主体的に取り組む意欲を持つ学生を求めます。
- 主体性をもって多様な人々と協働して学ぶ態度
- 身につけた専門性を活かし、同僚や多職種と協働・連携し、子どもが幸福に生きる社会の形成に貢献する熱意を持つ学生を求めます。