金融の学びやボランティアへの挑戦が 成長につながった
私の金城ライフ
生活環境学部 生活マネジメント学科 |4年 杉谷 奈佑さん
2024年度 取材当時
進路に迷った高校時代。「人の生活を豊かにしたい」の思いから金城へ
高校生の時、進路にとても悩んでいました。その中で金城学院大学 生活マネジメント学科を志望したのは、消費生活・家族福祉・情報活用という生活していく上で役立つ3分野について学べ、自分だけでなく、周りの人の生活も豊かにするお手伝いができるのではないかと感じたからです。また、公務員という選択肢があることや、2年次のコース選択までじっくり考える時間があることも魅力でした。
暮らしの中のお金の動きを知ることで、金融への興味が広がった
消費生活分野の学習には目の覚めるような思いでした。生活にお金が必要であることは分かっているつもりでしたが、アルバイトをして自分でお金を稼ぐようになったことで数字がよりリアルになりました。同時に、それまであまり気にしたことがなかった親の負担を実感し、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
印象的だったのは生活経営学の授業です。家庭管理、少子化と子育て支援という点だけでなく、「住みたい社会」「なりたい自分」などのドリームマップを描き、それを叶えるために今の自分がどのようなことをできるのか考えました。また、ファイナンシャル・プランニング技能士の資格取得を目指す授業にも取り組みました。ある夫婦の家庭経済状況を、問題点や要望を考慮したうえで改善するプランニングは非常に面白く、授業時間外に専門家である講師の方に学びに行くほど夢中になりました。
現在は学んだ知識をさらに深めるため、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格取得に向けて勉強を進めています。将来は自立し、人から信頼される“かっこいい大人”になりたいです。
金融講座や教科書リユース、社会人インタビューなど、様々な活動に挑戦
「大学生になったからには新しいことに挑戦してみたい」と思い、学生が主体となってSDGsに関連する企画やボランティアなどを行うハッピーウーマンサークルに所属しています。
様々な活動をしていますが、例えば「生活経済リテラシー向上委員会」では瀬戸市の「大学コンソーシアムせと」から助成金を得て、大学で学んだ金融知識を生かし、社会人向け金融講座を開講しました。資料作成や当日の段取りなど、先生にもお力添えいただきながら約半年かけて準備しました。初めて人前で講義を行ったことは非常に良い経験になり、参加者の方から「今日は来て良かった」と声を掛けていただき達成感を得ることができました。
教科書リユースの活動では、先輩金城生に使わなくなった教科書を譲ってもらい、必要とする学生へ橋渡しをしています。そして、その時に募った寄付金を野菜などと交換し、子ども食堂や児童養護施設へ提供しています。子どもたちから「ありがとう」のメッセージボードをもらった時は本当に嬉しかったです。
また、メンバー達との「就活ってなんとなくこわい」という会話から社会人インタビュー企画が生まれました。自分達のように将来の進路に悩んでいる学生も多くいるのではないかと考え、実際に社会で働いている方に進路選びや学生時代の学びが生かされている点、アドバイスなどを聞いてみることに。ご協力いただいたキャリア支援センターの方の「学生の間にどのようなことでも興味のあることに取り組み、好きなことを勉強すればいい。それはきっと就活にも役立つ」というお話は今も心に残っています。
キャリアの学びや就職サポートでモチベーションが向上!
金城学院大学はキャリアに関する授業も充実しています。「キャリア開発D」の授業では、様々な業界に進んだ卒業生が登壇し、就職活動で意識したことや現在の仕事内容とやりがい、ライフイベントを経てからの働き方などを聞くことができました。毎回内容がとても濃く、非常に有意義なものでした。また金城学院大学には1年次から自分の人生について考える授業があり、女性のライフプランについて考える時間も多いです。
就職活動においては、キャリア支援センターが心強い存在です。積極的に通い、マンツーマンでの面接練習やエントリーシートの添削など細やかにサポートしていただいています。
また、就職支援プログラム「1DAY就活全部体験講座」では、講師の方から「面接官の質問に込められた意図を考えて回答する」という考え方の道筋を教えてもらい、企業面接で実践しています。私は学ぶ場所があることで取り組む意欲が高まるタイプなので、プログラムへの参加によりモチベーションを上げることができました。
先輩の言葉から、「やってみよう!」と思える自分に
金城学院大学では様々なことに挑戦する機会があります。私は元々心配性で自分からなかなか動き出すことができませんでしたが、サークルの先輩が「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいいんだよ!」と何度も話してくださったことで、大変なことも「やってみよう!」と思えるようになりました。まだまだ頑張っていきたいですが、大きく成長した点です。
生活マネジメント学科には外部との関わりが深い先生がいるので、サークルの他にも、市と連携した企画やボランティア活動などの機会がたくさんあります。それらは様々な人との出会いをもたらしてくれました。河川敷の花植えのボランティアでは市の住民や社会人の方と言葉を交わしたり、子ども食堂で小さな子どもたちと学校や勉強について話したり…それまでの自分にはできなかったことばかりです。大学生はやりたいことをやれる時。大学生活をどのように意欲的に過ごすのかがとても大事だと実感しています。
受験生へのメッセージ
何をやりたいか分からなくても、金城学院大学では気になっている分野はもちろん、共通教育科目も充実しているので多彩な学びを深めることができます。
受験勉強に取り組んでいる高校生の皆さんは、まず「自分がとても頑張っている」ことを認めてください。本当にすごいことだと思います。頑張る時は頑張る、休む時は休む。メリハリをつけながら、自分の将来のために最高の選択ができるよう頑張ってください。心より応援しています!
ハッピーウーマンサークル
金城学院大学 生活マネジメント学科の有志学生で構成され、「女性活躍 × SDGs」 をテーマとし、女性が主体的に活躍できる組織を目指して活動しています。