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あなたの地元の金城生

文学部 音楽芸術学科 管楽器コース|3年 大瀬 美宇さん

2024年度 取材当時

将来の夢は、吹奏楽部の顧問として全国大会に出場すること

サックスを持つ笑顔の大瀬さん

小さな頃からピアノを習い音楽が好きだったことから、中学生の時に吹奏楽部に入部しました。サックスを選んだ理由は、両親のすすめと顧問の先生の指名からでした。サックスを吹くことは最初は難しかったですが、練習するうちにどんどん好きになり、高校でも続けることに。私が通っていた高校は吹奏楽部の強豪校で、コンクールでは東海大会の常連でした。全国大会への出場を目指しましたが、壁は高く、とうとう在学中に実現することは叶いませんでした。このままサックスを辞めるのは惜しく、まだまだ吹奏楽に関わっていきたいと強く思うようになりました。そこで今度は吹奏楽部の顧問として全国大会を目指したいと思い、音楽の教員になる夢ができました。

サックス演奏と教職課程を両立できる金城学院大学へ

サックスの楽譜やテキスト

大学選びでは、サックスを続けながら音楽の教員を目指せることを条件に検討しました。音大も考えましたが、音楽の知識がなく、プロ奏者を目指すわけではない私にはハードルが高いように感じました。そうして悩んでいた時に見つけたのが金城学院大学の音楽芸術学科です。楽典やソルフェージュをしっかり学ぶことができ、教職課程と両立できることが魅力でした。大学受験の実技試験ではピアノ演奏と、私の場合はサックス演奏がありました。当時、試験会場は礼拝堂だったので、音がとても響いたことが印象に残っています。

遠距離通学の学生は多数! 約2時間の通学も慣れたもの

私は実家のある三重県で暮らしていて、通学に約2時間かかります。朝8時に大学に着くために、6時頃の電車に乗るのが毎日のルーティンです。高校生の時も通学に1時間かかり、朝練にも参加していました。そのためすっかり朝に強くなり、電車に乗るとすぐに寝ることができるようになりました(笑)。私の周りは1時間以上かけて通学している学生がほとんどです。通学時間は長いですが、時間に全く余裕がないわけではなく、帰宅後にアルバイトもしています。

プロ奏者の先生によるレッスンを受けて日々練習!

サックスを練習する大瀬さん

音楽芸術学科では週に1度、先生とマンツーマンのレッスンがあります。サックスを指導してくださっている先生は海外のコンクールで優勝歴があり、現役で活躍されているプロの音楽家です。このような素晴らしい先生のもとでレッスンを受けることができ、とても恵まれていると思います。入学してから確実にサックスが上達しました。
「楽器は1日練習をさぼると3日分下手になる」と中学生の時から言われてきました。現在の練習時間は平均すると1日約2時間。金城学院大学では日曜日以外はレッスン室を自由に使用することができます。私は朝一番に練習に向かうことが多いです。

数々の演奏会で、自分達の音楽を観客へ届ける

演奏会の様子

音楽芸術学科では人前で演奏する機会がたびたびあります。前後期の実技試験では、レッスンの先生や学科の先生の前で演奏します。後期の実技試験は定期演奏会をはじめ、室内楽コンサートやガラコンサートのオーディションも兼ねているので、目標に向けて努力する姿勢を身につけることもできます。「管楽アンサンブル」の授業で年2回開催される演奏会は、吹奏楽が大好きな私にとって楽しみの一つ。メンバーみんなで音楽をつくり上げる喜びを実感することができ、絆が深まります。演奏会には様々な方が観に来られ、たくさんの拍手やスタンディングオベーションを送ってくださいます。今夏の演奏会の後には、観客であった幼稚園の先生から「子どもたちの前でぜひ演奏してほしい」といううれしいオファーがありました。観客を前にした演奏はプレッシャーもありますが、私達の音楽がしっかり届いていると感じられる瞬間は最高です。

金城学院大学では大学以外でも演奏会に出演する機会が多く、大学生になってから学外にサックス奏者の友人をたくさんつくることができました。最近ではプロ奏者も出演する「ナゴヤサックスフェスタ2025」の学生実行委員になり、開催に向けて準備中です。プロ奏者の方のお話や奏でる音色を聴くことは、大きなプラスαの学びになっています。

たくさんの課題も、仲間がいるから頑張れる!

サックスの練習と教職課程の勉強との両立は大変です。教職科目の課題に加えて、作曲や和声など専門科目の課題に取り組み、時には模擬授業の指導案や授業計画を考えながらレッスンのための譜読みや練習を行うことも。さらに「室内楽アンサンブル」を履修していると、授業内の演奏曲の練習も必要になります。教職科目の授業は同じ学科の友人と一緒に受けることがほとんどです。管楽器コースは吹奏楽をしてきた学生ばかりで、共感することや同じ夢を持っていることが多いです。とても居心地が良く、課題の大変さを分かち合いながら日々頑張っています。友人の存在は大きく、会話することが大学に来るモチベーションになるほど! 友人と一緒に、来年はさらに授業力を高めることのできる音楽教員育成プログラムに参加する予定です。

受験生へのメッセージ

金城学院大学はとても充実した毎日を送ることができる場所です。施設も整っているので、楽器を練習し、上達するのにとても良い環境だと思います。同じ夢を持つ学生達が集まっているので、一緒に頑張ることも、協力や相談をすることも、もちろん楽しくおしゃべりすることもできます。「女子だけでは怖くない?」と考えがちですが、むしろ逆でした。「女子大を選んで良かった」と友人と何度も話しています。女子だけだからこそ、思いっきり楽しめると思いますよ!