人間科学部
多元心理学科 3年
山岡優月さん
金城の
オープンキャンパス参加から
動き出した歯車
高校生の頃は浜松に住んでおり、名古屋を含めた周辺の大学を候補に進学先を探していました。候補に上がった大学は自分の目で確かめたいと考え、できるだけオープンキャンパスに参加するようにしていました。
そして高校3年生の夏、金城のオープンキャンパスに参加しました。金城に訪れて驚いたのが、美しい校舎と広いキャンパスです。「こんなに素敵な大学があるなんて!」と感動しました。さらに、キャンパスツアーで校内を案内していただいた先輩は、金城のこと、自身の大学生活のことなどをわかりやすく丁寧に説明してくださいました。話し方や立ち居振る舞いがとても大人らしく見え、私も金城に入学して、こんな先輩になりたいと憧れました。
また、オープンキャンパスに参加したことで、総合大学のスケールを生かして横断的に学ぶことができる他学部他学科履修制度の存在を知ったことも大きな理由です。
こうして、帰宅するまでに「進学するなら金城しかない」と、私の気持ちは固まっていました。それ以降は、他大学のオープンキャンパスに参加することなく、金城に絞って受験し、今は名古屋で一人暮らしをしながら充実した学生生活を過ごしています。
多元心理学科へ進んだ私ですが、学科選択の決め手になったのもオープンキャンパスです。当時の私は幼稚園の先生になりたいと考えており、現代子ども教育学科を志望していました。高校生の一時期、対人関係などが原因で体調を崩すことがありました。その時に相手のことはもちろん、自分の内面を理解できれば負担が減り、ひいては周りの人の助けにもなるのではと考えるようになり、心理学に興味を持ち始めたものの進路として選択するまでには至っていませんでした。ところが、オープンキャンパスで多元心理学科の説明を先生から聞く機会があり、心理学を学ぶことで今まで考えていたことが具現化するように感じ、面白く思えてきたのです。こうしたことから、人の心と身体の関わりを学ぶために多元心理学科を選択しました。
心理学の学びで面白いのは、どれだけ事前に考えを巡らせても、想定外の実験結果になったり、まったく想像できない答えになったり、未知の分野が広がっていることです。どれだけ予習をしていても、授業を受けて初めて分かることもたくさんあります。そして、悩んでいる時や起きた出来事を振り返る時に、心理学で学んだことを生かすことで、当初の目的であった自分の内面を知ることに役立っていると思います。
自分を変えたい一心で
チャレンジ
前向きな私に繋がっている
念願叶って金城へ入学したものの、1年目は新型コロナウイルスの影響により、登校する機会はほとんどなく、部活動の説明会開催も制限されており入部は難しい状況でした。翌年、新たに入学した1年生と同じタイミングで、ようやく私たち2年生も入学式が行われ、授業も対面とリモートが半々といったところまで戻りました。
そうした中、キャリア開発の授業内で、毎年恒例の金城祭実行委員会の先輩によるプレゼンテーションが行われました。これも本来なら1年次に行われるはずでしたが、当時は対面での授業がなかったため2年次に開催されることになったのです。このプレゼンテーションで金城祭実行委員会の存在を知った私は、活動内容に興味を持ち、その後説明会に参加し入部を決意しました。2年次はイベント部局に所属して各種イベント運営の活動に携わり、昨年の金城祭で開催されたお笑いライブ「笑う門には福来たる」を成功させるために奔走していました。
私が委員長になった理由は、先輩委員長のように「人前に立って堂々と話す力」を身につけたいと思ったからです。サークルでバンドをやっていることもあり、ステージなどで人前に立つことは少なくなかったのですが、話すことがあまりにも苦手で、そんな自分を少しでも変えるチャンスだと思い、委員長に立候補しました。
委員長になってから前に出る機会が増えたことで、苦手意識も少しずつ克服できているように思います。それを裏付けるように、私が担当した今年のキャリア開発の授業内でのプレゼンテーションは手応えがありました。多数の入部希望があり、現在の部員数は100人を超えるまでになっています。
また、委員会や委員長だからこそ得られたものとして、普通の大学生活では経験できないイベントの制作に関われたことや、他学部他学科の友人がたくさんできたことがあります。特に2つ目の、他学部他学科の友人をたくさんつくることは、普通は接点が少なく難しいため、とてもありがたいと思っています。皆とても気さくで、大学祭を作る仲間であると共に、信頼のおける大切な友人です。
金城祭は大学の一大イベントということもあり、委員長になってからは委員会での活動を軸に学生生活を送っています。とはいえ、学生の本分は学びですから、授業を受けている時はそれだけに集中し、空き時間で委員会やバンドの活動を行い、他ごとを持ち込まないようにメリハリをつけています。
私はこの貴重な大学生活を「楽しむ」こと、自分が楽しいと思える「空間を作る」ことが大切だと考えています。今の私にとってそれは、「第64回金城祭」を作り上げること。大学祭を成功へと導くために、責任を持って行動していきたいと思っています。
金城祭を楽しんで
そこで感じたことが
入学のきっかけになれば最高
今年の金城祭のテーマは「CHANGE」です。これまでの担当者がすべて変わり、一からスタートしました。従来は「プリンセス金城」として行ってきたミスコンを、今年は自分の特技を披露するパフォーマンスコンテストに変更するなど、以前とは違ったイベントや企画を取り入れました。もちろん感染対策は十分に行い、昨年とは違った金城祭をお楽しみいただけるように頑張りました。
参加された高校生の方々に伝えたかったのは、とにかく楽しんでほしい、ということでした。大勢の関係者が、膨大な時間を費やして作り上げたこの「第64回金城祭」を通して金城の素晴らしさが伝わっていれば嬉しいです。そして、それが金城を進学先に選んでいただくきっかけとなり、さらには入学後に金城祭を思い出して、委員会に参加してくれたなら最高です。
将来についてはまだ明確になっていませんが、私は「つくる」ことに興味があるので、つくることによって「人を笑顔にしたり、支えたりできる人」になりたいと思っています。実行委員会で学び培った、イベントを運営することの大変さ、計画性、協調性の大切さなどをしっかりと心に刻み、就職活動、そして今後自分が携わる仕事に生かしていきたいと思います。
高校生の皆さん。思いを成し遂げるためには、まず自分から行動する必要があります。待っていても何も始まらないことは、皆さんも知っているはず。楽しく過ごしたいのなら、自分から「楽しく過ごせる場所を作る」必要があると思います。
これから皆さんが行く場所には、今まで頼りにしていた人は近くにいないかもしれません。そんな時に自分が頼りたいと思える人、大切にしたいと思える人を探すためにも、自分の学部の人だけではなく他学部の人とも関われるような部活に所属をするなどして、ぜひコミュニティを広げる努力をしてみてください。金城ならきっと皆さんの学生生活を豊かにしてくれる大切な宝物に出会えるはずです。
第64回金城祭
金城祭の様子を
レポートします!
サークル・
クラブの
パフォーマンス
チアダンスや大道芸、書道など幅広いジャンルのクラブ・サークルの学生が日ごろの練習の成果を披露。お客様と一体となって会場は大いに盛り上がりました。
金城祭は、とにかく元気で明るい!こんなにぎやかな大学祭は他にはない!と思えるほど。
202210/22(土)
オープンキャンパス
当日の様子を
レポートします!
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推薦入試の出願も始まり、志望校を真剣に考えなければいけない時期ですね。
今年のオープンキャンパスは
今回で最後となりますが、
残念ながら参加できなかった方も
来年はぜひお越しください。
お待ちしております!
今後の開催イベントの予定
掲載の内容は取材当時のものです。