社会問題をテーマに

自分の興味を
とことん掘り下げる
それが金城での学び!

国際情報学部 国際情報学科
グローバルスタディーズコース 3年
後藤由布奈さんが紹介

国際情報学部 国際情報学科 グローバルスタディーズコース 3年 後藤由布奈さん国際情報学部 国際情報学科 グローバルスタディーズコース 3年
後藤由布奈さん

「アンネの日記」から始まった
社会問題への興味

小学校高学年の社会科の授業で、先生が「世の中を知るためにはニュースを見ることが大切だ」と教えてくださいました。その言葉をきっかけに、私は朝のニュースを見る習慣を身につけ、社会で起こる様々な出来事に関心を持つようになりました。
特に戦争関連のニュースは、小学2年生の時に読んだ「アンネの日記」をはじめとするアンネ・フランクに関する書籍や、ホロコーストに関する書籍を読んでいたこともあり、深く心を動かされるものでした。
そして、成長するにつれて、戦争だけでなく貧困や差別といった社会問題にも関心を持ち始めました。高校生になってからは、これらの問題の根本的な原因を理解し、解決策を見つけるために、大学で学びを深めたいと思うようになりました。
さらに、以前から注力していた英語力も伸ばすことができる大学を調べ、その中から自分の目指す方向にふさわしい環境が整っている、金城の国際情報学科グローバルスタディーズコースへの進学を決意しました。
入学後は先輩方がとてもアクティブであることに驚きました。女子大学なのでお淑やかな人が多い印象でしたが、佐藤奈穂ゼミが運営するアクセサリーブランド「DIAGIRL」の活動をインスタグラムで発信したり、広告研究会が制作したポスターが名鉄瀬戸線「大森・金城学院前駅」に掲出されていたりするなど、自ら考え行動している金城生がたくさんいることを知り、私もその1人になりたいと強く思いました。

国際情報学部 国際情報学科 グローバルスタディーズコース 3年 後藤由布奈さん

学科の学びと
副専攻プログラムで
幅広いスキルを

国際情報学科は、自分が興味を持つ国際情勢や海外の文化を、海外での経験が豊富な先生から学べることはもちろん、必要な英語力や歴史の知識についても幅広く身につけることができるのも魅力です。中でも今、私が注目しているのはウクライナやロヒンギャなどの難民問題です。日本における受け入れの実情をはじめとして、知りたいこと、学びたいことがたくさんあります。
しかし、日々変化する状況を把握するためには新しい情報が不可欠です。その多くはインターネットを通して収集することになりますが、出典を確認したり、正式な論文を探したりして、情報の信頼性を確保することが大切です。一般の人でも記事を書き、世界に発信できるのが現代ですが、偏った情報も数多くあります。まずは鵜呑みにせず、しっかりと判断するよう心掛けています。
また、学科の枠を超えてビジネス英語を鍛えることができる、選抜制の副専攻プログラムを受講しています。春と夏の長期休暇に3日間の集中講義とオンライン英会話のレッスンがあり、オンライン英会話は休暇期間中ほぼ毎日行います。オンライン英会話では日常英語を学ぶため、プログラムを通じてビジネス英語も日常会話英語も学べるところが魅力です。
大変なところは、普段はビジネス英語に触れる機会が少なく、ビジネスの現場のこともあまり知らないので、状況を想定した単語選びや会話が難しいことです。しかし、学習を進めるにつれてすらすらと問題を解けるようになり、自分の伝えたいことをしっかりと伝えられた時は、とても達成感があります。
2年生の春休みにはこのプログラムの一環として、カナダでビジネスコミュニケーションを学ぶ海外ビジネス研修に参加しました。研修先のRoyal Roads大学は美しいお城がキャンパスになっており、日本にはない環境が新鮮でした。英語力を伸ばすカリキュラムをはじめ、ビジネス英語を体感するためにカナダのホテルを見学する機会もありました。この研修を通して、自分に必要なものが明確になりました。
※彼女が受講している「副専攻プログラム」の詳細はこちら

国際情報学部 国際情報学科 グローバルスタディーズコース 3年 後藤由布奈さん

学びと仕事が
いつか交差して
大きな実を結ぶ

学生生活の魅力は、自分の興味に合わせて知識を深めることができるのはもちろんのこと、様々な人と出会えることです。高校とは違って、大学には多くの学生がいるため、授業のグループワークなどを通して仲良くなることができます。県外から通う学生も多いため出身地ごとの方言やイントネーションの話題で盛り上がったり、授業の空き時間を使って友人と昼食を食べに出かけたりして、毎日とても楽しい時間を過ごしています。
また、クラブやサークルに所属すると学科や学年が異なる学生との接点ができます。私は弓道部に所属しており、そこで他学科の同級生や先輩方と出会えたことで、自分の学科以外のことも知ることができました。
金城に入学して変わった点は、自分で考え、意見を持つことができるようになったことです。高校生の頃は受け身で、自らの考えを持つことができていませんでした。しかし、大学に入りプレゼンテーションやそれに伴う意見交換の機会が増えたことで、しっかり自分の頭で考えて意見をまとめることに、ずいぶん慣れてきたように思います。自分から積極的に意見を言うことはまだ苦手ですが、意見をしっかり持つことができるようになっただけでも進歩したと感じています。
将来の展望は明確ではないものの、2つの道を考えています。1つ目は、日本が持つ魅力を世界に発信する仕事に就くことです。高校生の時、日本の企業を調べるといった課題があり、私は衛生用品の大手メーカーを調べました。そのメーカーは海外での売上比率が高く、製造する生理用品も海外に輸出され、現地での評価もとても良いとのことでした。こうした日本製品を武器にグローバルで活躍する企業に魅力を感じています。2つ目は、食品関連会社への就職です。私は食べることが大好きなので、世界中から美味しいものを集めて輸入・販売する会社の、バイヤーや商品開発の仕事にも興味があります。
どちらにも言えるのは、海外を舞台にした仕事なので英語力がとても重要だということ。夢を実現するためにも、英語のスキルをもっと磨き上げていこうと思います。
ここまで読んでくださった方の中には、「大学で学んでいる社会問題は就職に生かさないのか」と思われる方もいらっしゃるでしょう。私が大学に入って社会問題を学ぶ理由は、純粋に「もっと知りたい」からに他なりません。ですから、就職とは切り離して考えています。しかし、いつか仕事と学びが交差して生かすことができたら最高です。
受験勉強は大変ですが、それを乗り越えれば希望に満ちた大学生活が待っています。大学では、自分が本当に興味のあることを学べますし、たくさんの人と交流することができ、とても楽しいです。もちろん入学するためには受験勉強が大切ですが、自分を追い詰めすぎず、たまには息抜きもしながら頑張ってください。そして入学後はぜひ理想の学びと充実した大学生活を両立させてくださいね。

学生生活・思い出のアイテム
学生生活・思い出のアイテム ※右側が先生の弽で、左側が自分の弽です。

この弽(ゆがけ)と一緒に弓道を続ける

弓道部の私が選んだアイテムは、矢を射る際に弦から親指を護る革製の手袋「弽(ゆがけ)」です。弽は弓道にとって欠かせない重要な道具で、僅かな違いで矢の飛ぶ方向が変化します。使い始めて約2年半になりますが、調子の良い時も、なかなか成績が上がらなかった時も、常に使い続けてきました。また、使い込まれてより手に馴染む先生の弽をお借りする機会も多く、どちらにもたくさんの思い出が詰まっています。卒業しても弓道を続けたいと考えているので、自分の弽が手の一部となるくらいまで使い続けるつもりです。

世界に通じる国際性を身につける。

情報が世界を動かすグローバル時代を積極的に生きていくには、「国際力」と「情報力」が必須です。この学科では、国際理解と情報技術のリンクを重視した幅広い学びにより、2つの力を相乗的に養います。
そして、身につけた力と自由な発想を生かすための、企業や地域と協同した企画・開発・制作プロジェクトに挑戦できる機会も豊富。「観光プログラム」や「マスコミプログラム」など、目指す業界を見据えた実践的プログラムも魅力です。多様性と活力に満ちた環境の中で、あなたも自分の可能性を広げてみませんか。

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掲載の内容は取材当時のものです。