「デモクラシー・ナウ!」学生字幕翻訳コンテストにて、文学部 英語英米文化学科4年の若山恵梨子さんが最優秀賞を受賞しました。 

このコンテストは、世界的に大きな影響力を持つ米国ニューヨークの独立放送局「デモクラシー・ナウ!」の日本団体が主催しています。翻訳対象はニュースの動画ですが、このコンテストの意義について「デモクラシー・ナウ!」の日本語サイトには、「いま世界で起きているリアルな出来事を追求する面白さと、その知識の伝達に自らも参加する手ごたえがあります。」「インターネット経由でつながった世界では、情報の受け渡しが個人の手にゆだねられ、一人ひとりがメディアとして機能することになります。従来の商業マスメディアとはまったく違った情報伝達のあり方が模索されるなかで、能動的な個人がそこに参加する効果的な方法として、独立報道番組「デモクラシー・ナウ!」の字幕翻訳には大きな可能性があります。」と述べられています。

このコンテストで最優秀賞を受賞した若山さんは、英語英米文化学科の英語スペシャリスト養成プログラムに参加し、熱心に通訳翻訳の勉強に取り組んできました。その学習成果が今回の受賞という形で結実したのは本当に素晴らしいことです。

受賞した若山さんからは次のようにコメント頂きました。
「この度は名誉ある賞をいただき大変嬉しく思います。こうしたコンテストには初めて挑戦しましたが、翻訳の授業を初め、4年間大学で学んできたことが活かされたと思います。ニュース番組の翻訳作業を通して、まず大切なのはその文脈を理解するための周辺知識を頭に入れることだと実感しました。私は新型コロナウイルスワクチン特許の適用免除を巡るニュース課題を選びましたが、私の持つ予備知識が少なかったため、作業はこのテーマに関する情報収集から始まりました。ある1つの言葉について2時間以上調べ続けることもあり、想像以上に大変だと感じることもありましたが、調べるほどに自分の知識も徐々に増えていくのでとても勉強になりましたし、テーマについて日頃から考えるようになりました。また、適切な訳語を探すために日本語の辞書や英和・英英辞典、類義語の検索などを経て、納得のいく言葉を見つけられたときはとても達成感がありました。この受賞を励みに、今後も通訳翻訳の勉強に取り組んでいきたいと思います。」

「デモクラシー・ナウ!」学生字幕翻訳コンテスト2021のHP(受賞結果)はこちら