2026年に愛知県で開催される第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)を契機として、愛知県はアジアとの国際交流を図る取組を推進しています。


その取組の一環で、2022年3月14日に生活環境学部 食環境栄養学科3年生の管理栄養士の卵たちと愛知県在住モンゴル出身の方々との食を通じた交流を、本学での調理実習を通じて行いました。
この調理実習のプログラムを企画し、調理実習の献立を考案したのは、食環境栄養学科3年生の薄窪夢叶さん、川合美帆さん、黒田七星さん、瀧真穂さん、辻野早紀さん、中西千鈴さんの6名。モンゴルの食文化である麺料理にきしめんを使用し、塩で食する肉料理のチャンサンマハに赤みそのつけだれや愛知の醸造文化である酢を使ったきゅうりの甘酢あえの調理を行いました。

管理栄養士を目指す学生たちは、今回の調理実習に向けて、愛知県で新型コロナウィルスまん延防止重点措置が実施されていることから、衛生管理に加えて感染症への対策もきめ細かく計画しました。
調理時の班編成の人数上限設定、座席指定、パーティション設置に加えて、調理したものをマスクを外して食べることはできないことから調理の過程で香りが楽しめる愛知県産の抹茶を使用することや、衛生的に持ち帰ることができる抹茶小倉パウンドケーキをデザートにするなど、様々な工夫を凝らした調理実習を提案し、実施しました。モンゴルと日本のそれぞれの食文化や地域の食材について参加者が理解を深めあう国際的な交流となりました。
金城学院大学では、様々な活動を通じて多様な食文化への理解をもつ管理栄養士を養成しています。