2022年7月19日、守山区にあるフィリピン食材店にて、外国語コミュニケーション学科の橘ゼミが座談会を行いました。
このゼミでは、国内外の言語多様性と多言語多文化共生のあり方について研究しています。
今回は、日本に26年暮らしているフィリピン食材店Kambal Sari-sari Storeのオーナーさんとその妹さんに、母語であるタガログ語や生活言語としての日本語について話をうかがいました。

はじめに、タガログ語でのあいさつと自己紹介の仕方を教えていただき、1人ずつ自己紹介。その後、タガログ語、フィリピン文化、フィリピン人の宗教観、家族観、日本語、日本でのくらし、フィリピン人の日本に対する感情などについてお話をうかがいました。
さらに、感染対策をした上で、おいしいフィリピン料理を黙食でいただきました。
食後も学生からのさまざまな質問に答えていただき、最後に「Salamat po!(ありがとうございました!)」とお礼を言って会を閉じました。

学生からは「フィリピンはあまり身近に感じたことのない国だったが、今回の座談会でフィリピンの食文化、タガログ語、家族への思い、仕送りの現状などを知ることができ、フィリピンという国を以前よりも身近に感じるようになった」、「タガログ語をもっと勉強してみたい」という声もあがり、大変学びの多い会となりました。

このゼミでは、日本で共に暮らしているにもかかわらず「知られざる隣人」になりがちな海外にルーツをもつ人たちと、今後もかかわり合いながら多言語多文化共生のあり方を考えていきます。

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