原田教授らの研究チームは、これまで、イギリス、オーストラリア、そして日本の大阪の学校で、インクルーシブ教育に関するフィールド調査を実施してきました。このインクルーシブ教育とは、すべての子どもの学校における成功を求める教育実践です。

大阪では、日本の中でも珍しく、「原学級保障」と呼ばれる、特別支援学級に在籍している児童生徒が通常学級で「共に学び共に育つ」実践が取り組まれています。 一方で、文部科学省は2022年に、支援学級の児童生徒は「授業時数の半分以上」を支援学級で学ぶことを求める通知を出しました。 本記事では、この通知が大阪の教育にどのような影響を与えることになるかについて伝えています。

なお、現代子ども教育学科では、2023年度より「インクルーシブ教育論」という講義を、学部共通科目として新たに開設します。

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