磯野ゼミ生が11月5日(土)に遠隔で開催された情報文化学会第30回全国大会で3件の研究発表をしました。

当日はオンライン発表ということで、大学からの参加となり、同ゼミ生や関心のある1・2年生の学生ら20名が参加しました。


4年生の西山みづきさんは「東日本大震災に於る復興の地域差ー宮城県石巻市・牡鹿郡女川町・東松島市の事例からー」を発表。一年次から磯野ゼミの東北被災地視察ツアーに参加し、これまでに5回現地での調査活動を続け復興に向けた取り組みを時系列で研究しています。

3年生の風岡真白さんと1年生の近藤未唯菜さんは「学生による沖縄米軍基地訪問調査に関する一考察」を今年の夏休みに沖縄海兵隊キャンプフォスターを訪問した成果を中心に学生へのヒアリング調査を加味して発表しました。

3年生の糸賀美夕紀さんは「本土復帰50年・選挙イヤー・コロナ感染拡大・米軍基地環境汚染問題から見る沖縄の現状と課題」という、現在の沖縄が抱える諸問題を包括的に取り上げ研究した成果を発表しました。

発表後にはそれぞれに対して参加した諸先生方から質問やアドバイスが寄せられましたが、非常に重要で緻密な実証研究であり、これらの成果を今後はさらに社会の枠組みという視点から分析・考察すると一段と価値のある研究になると指導を受けました。

ゼミ生の西山さん、糸賀さん、風岡さんは、さらに研究を深化させ、これらの研究を卒業論文としてまとめることにしています。また、発表後には反省会とランチ会が開催され、今回の発表について多くの感想と意見交換が行われると共に、参加者一同が親睦を深めました。