広告・マーケティングを専攻する金城学院大学国際情報学部都築教授ゼミ(2年生)は、宮田毛織工業株式会社様(本社:一宮市)、障がい者就労移行支援事業所リボンワークス様(名古屋市)と連携して企画・商品化した傘のハンドルカバー「Rella(レラ)」の展示・販売を行います。
日時:2023年1月11日(水)・12日(木)・13日(金)・16日(月)・17日(火)12:30~13:10
場所:金城学院大学N1棟1階エントランスホール
ポスターはこちら
下記店舗でも販売が予定されております。
駄菓子屋ジョアン:名古屋市名東区社台1丁目103番地ベルシャトー1階
「Rella(レラ)」は傘のハンドルカバーの販売と生産を通して、以下の3つの社会課題解決を図る産学連携SDGʼsプロジェクトから生まれた商品ブランドです。
①ビニール傘に愛着を持ってもらうことで使い捨てを防止
②生産過程で出る布の端材を利用して産地の活性化に貢献
③障がい者の就労移行を支援
原材料となる布を提供してくださったのは、宮田毛織工業株式会社様(本社:一宮市)です。
一宮市を中心とする愛知尾張西部エリアは「尾州」と呼ばれる高品質な布の産地。生産される織物は世界的なハイブランドにも採用されていますが、卸売が主体のため、一般の消費者はその価値を認識されていません。
尾州のおしゃれで質の高い布をぜひ若い人たちにも知ってもらいたいと考えて、ファッションにも興味がある学生が生地の仕入れからデザイン、ネーミング、ロゴ制作、パッケージ制作、販売まで行うことで、「欲しい商品」づくりに挑戦しました。
縫製は、障害者の就労支援施設リボンワークス様(名古屋市)に依頼しました。
福祉を全面に出さず、モノとして市場競争力がある商品を作るためにサンプルの制作と縫製の指導を繰り返し、厳しい検品も行うことで、「欲しい商品」づくりができたと自負しています。
デザインを気に入ってこの商品を購入してくれた人たちが尾州の布の魅力を体感し、助け合う社会へ思いを馳せてもらいたいと願っています。
高品質な商品を700円という価格で販売しても利益を出せる低コスト体制となっており、売上は障がい者の就労移行支援に優先的に充てられます。
大学内での展示販売終了後も、リボンワークス様が運営するECサイトで販売を継続します。
尾州の布の道先案内人・KionStudioのコーディネーター稀温さん談
「安価で大量に流通するファストファッションに慣れている若い人にこそ、尾州産の素材の質感を体感してもらいたい」
リボンワークスを運営する(株)ジョイフルハーツ代表取締役 日野紗里亜さん談
「大学生の皆さんと障がいのある人たちの協働で、新しい挑戦ができることを嬉しく思います」