2023年4月に、コミュニティ福祉学科 朝倉ゼミの学生がNPO法人エム・トウ・エムと協働で、瀬戸市「令和5年度瀬戸まちの課題解決応援補助金」事業に応募し、採択されました。この補助金を活用して、瀬戸市の「外国籍住民アンケート」と「日本語会話学習」を4月から本格的に実施しています。
NPO法人エム・トウ・エムの拠点「さるなかとんなtoto」では、日本語会話学習と「どうぞランチ」(地域食堂)が実施され、子どもから高齢者、多様な国籍の人々が参加しています。朝倉ゼミでは、3、4年生が毎週順番に活動に参加し、月1回の「ペルーの日」ではペルー国籍の人達とペルー料理を一緒に準備し、終了後は一緒に食事もしています。
愛知県は全国で2番目に外国籍の人の割合が高い県ですが、瀬戸市も外国籍住民の割合が高く、中でもブラジル、ペルー、フィリピン国籍の人が多く住んでいます。そのなかには日本語がわからないことで、医療・教育・福祉サービス等を適切に利用できず、より困難な状況に置かれている人が多くいます。日本語を学びたいというニーズは高いものの、その環境が十分整備されていないため「日本語会話学習」はとても重要な支援です。