7月6日 小暑 暑気の入りです。 冬だったら寒の入りというところ。これからの季節の挨拶は、暑中お見舞いという季節です。薬草園ではちょっと気の早いヒマワリが満開になりました。 

ところで、ヒマワリなどのキク科の植物の花ですが、これで一つの花と勘定してもいいのですが、実はかなりの小さな花の集合体ということはご存知でしょうか?丸い花の中のポツポツの1つ1つが小さな花。ヒマワリの場合は、ごく小さな花弁か持たない管状の花(管状小花といいます)がたくさんと、丸の外周のいくつかに1つの割合で大きな黄色い花弁をもった花(舌状小花といいます)から構成されています。 さらに、その小さな花は外側から内側に向かって順次咲いて行きます。 下の写真の左側は花の中心部付近。まだ左に咲いていないつぼみの小花と、その右側の黄色い粉をふいて見えるのが今咲いている小花。下の右側の写真は大きな花の外周付近で、すでに咲き終わった小花ばかりですが、舌状小花も見て取れます。 夏の盛りを過ぎると種子が成熟して、これらの小花のひとつひとつがおなじみの種になります。