本学生活環境学部の浅野友美講師と、名古屋大学大学院医学系研究科消化器内科学の杉山由晃大学院生、山本健太病院助教、本多隆講師、川嶋啓揮教授、名古屋大学医学系研究科腫瘍病理学の榎本篤教授、近畿大学生物理工学部財津桂教授、東京大学大学院医学系研究科消化器内科学の藤城光弘教授らの研究グループは、胆汁酸の再吸収を抑制するエロビキシバットが非アルコール性脂肪性肝炎(Nonalcoholic steatohepatitis: NASH)マウスモデルから生じる肝腫瘍の発生率を低下させることを報告しました。
近年、脂肪肝やNASHに由来する肝癌の割合は増加していますが、本研究の成果により胆汁酸を介した新たな発癌抑制方法の開発や発癌機序の解明につながることが期待されます。
本研究成果は、アジア太平洋肝臓学会誌「Hepatology International」(2023年9月4日オンライン先行版)に掲載されました。
詳細については、下記 PDFリンクよりご覧いただけます。
非アルコール性脂肪性肝炎モデルマウスにおける胆汁酸トランスポーター阻害薬(エロビキシバット)による肝腫瘍発生抑制効果の発見