2023年11月3日に食環境栄養学科の3年生3名が、東谷山フルーツパークにて食育講座を開講しました。

講座は、スカッシュ作りと試飲、講義からなる1時間で、最初に参加者全員でスカッシュを作り、自分で作ったスカッシュを飲みながら、リンゴの栄養価や食品機能について受講する内容でした。めあては「おいしく食べて健康に」で、参加者の半数は幼稚園から小学校までの小さいお子さん。学生たちは、スカッシュ作りの際にお子さんたちがこぼさないように、それでいて自分でできるように優しく声掛けしながら見守りました。

この活動を計画・実行した食環境栄養学科3年の 徳増和花さん、川口真白さん、間奏惠さんは、準備の段階で、中高生の参加や大人だけの参加となった場合も想定し、複数の指導案を作成し、練習を繰り返していました。だれにでもわかるような日本語を使うこと、話す速度、声の大きさ、指導媒体の文字の大きさ、板書計画など食育講座の多くの工程を実際に何度も練習し、このイベントに参加しない学生たちの意見も取り入れながら改善し、参加者の視点にたったわかりやすい講座になるよう工夫しました。

「私たちは卒業後には、管理栄養士になります」と自己紹介をしたので、講座後に「管理栄養士とはどういう仕事ですか?」という質問がありました。徳増さん、川口さん、間さんは、「病院や学校、会社の工場などいろいろなところで食事や栄養の管理をして、みなさんの健康を守ったり、病気を治す仕事です」、と答えていました。

食環境栄養学科は、産官学協同の活動に積極的に取り組み、実践的に社会に還元することを体験する管理栄養士養成教育を行っています。今回の食育活動では、参加者の反応や質問を通じて、自分の将来の管理栄養士像を構築する機会となりました。