文学部日本語日本文化学科では、学芸員資格取得を目指す3年生が、博物館実習の一環として、金城学院史料館にて企画展を企画・運営しています。大学図書館の蔵書を活用し、展示の立案から、解説・キャプション等の作成、展示作業、広報活動まで全て、学生自ら行います。
現在開催中の展覧会「繋がる「遊び」」展(2024年1月22日まで開催)の企画チームで広報を担当した、林真奈佳さんが、展覧会を紹介します。
今回の展示を企画したメンバー(文学部 日本語日本文化学科3年生)
展示準備の様子
《私達のグループでは、「繋がる「遊び」展」と題して日本で古くから遊ばれてきた遊び・おもちゃを挿絵や文献、実物を用いて紹介していく企画展を開催いたします。1章では「貝合わせ」、2章では「かるた」、3章では「双六」、4章では「江戸の遊びの風景」の展示をします。1章、2章、3章では実際に金城学院大学図書館が所蔵する合貝(あわせがい・貝合わせに使う貝)などの実物の展示も行うので目で見て楽しんでいただけます。また、『青楼美人合』(金城学院大学図書館蔵)を中心に、当時の人々が実際に遊戯に興じている様子が描かれている資料を多く取り扱っているので、見応えのある展示になっています。後藤さんが工夫をこらして作成した年表は、分かりやすくデザインも素敵なので是非注目して見ていただきたいです。
今回の企画グループは、日本語日本文化学科3年の古典コースと近現代コースの混成チームで協力して展示準備を進めました。リーダーの早川葵さんが率先して企画を進め、グループを引っ張ってくれました。「どうしたら楽しく分かりやすい章立てや流れができるか考えるのに苦労した。」(早川葵さん)「実物の資料や用意したキャプションが小さく、展示ケースの空白が目立つなど、その場でしか気が付けないことも多くあった。展示品と余白のバランスと、充実した展示内容を両立させることが大切だと感じました。」(本田りのさん)など、実習を通して気が付くことも沢山ありました。
企画展をご覧いただき、昔の遊びの現代との意外な繋がりを知っていただければ幸いです。企画展は12月19日から1月22日(10:00~16:00)の間開催しています。是非お越しください。》