本学薬学部 安東嗣修 教授が、富山高等専門学校 商船学科 経田僚昭 准教授、富山高等専門 学校電子情報工学科 秋口俊輔 准教授、富山高等専門学校 機械システム工学科 田尻智紀 講師、公立小松大学 保健医療学部 八賀正司 教授との共同研究により「悪性黒色腫診断装置」に関する特許(7385828(2023/11/15))を取得しました。

悪性黒色腫の診断は、現在、皮膚の表面情報をダーモスコピーなどを用いた画像によるものが多いです。研究チームは、悪性度の高いがんでは、新生血管の形成や細胞の死滅によって著しい血流変化が起こること、また、血管血流情報は、がんの早期発見も寄与することに着目しました。そこで、次世代型多点同時計測レーザードップラー血流計(血流速の実測値、血管分布<3次元画像構築可能>などの測定が可能)を開発し、取得した血流画像と悪性黒色腫の画像を予め深層学習させて、悪性黒色腫であるか否かの峻別をより精度の高い新規皮膚がん検出技術を構築しました。
(本装置開発の一部は、「(学外公募型)AMED橋渡し研究大阪大学拠点研究シーズA」によりサポートを受け行われました。)