金城学院大学図書館では2014年度から、読書奨励活動の一環として学生の皆さんからブックカバーのデザインを募集しています。

今年もオリジナリティー溢れるブックカバーが集まりました。その中から最優秀賞に輝いたのは、生活環境学部環境デザイン学科4年の清水凪砂さんの作品です。
清水さんがデザインしたブックカバーは、2024年4月~2025年3月まで図書館内で配布しています。 

<清水凪砂さんのコメント> 
この度は最優秀賞に選んでいただきありがとうございます。絵を描くことが好きなので、このような評価をいただきとても嬉しいです。
昨年の秋に図書館を訪れた際、エレベーター横のポスターが目に止まったことが、今回応募したきっかけです。

ポスターに書かれていた自分の目に止まった言葉が「本、1冊1冊は小さな苗木ですが、読み続けることで、苗木が成長し、やがて森となっていきます。
皆さんにとって読みやすい1冊から始めて、少しずつ森を育てていってください。」です。

「紙は木から作られている」そういった製品の加工の話ではなく、これは「知識という木々を、本を読むことで養うべき」という教えだと私は捉えました。大学図書館は沢山の本で溢れており、まるで本の森に迷い込んだように錯覚します。ブックカバーはそんな心情を基にデザインしました。

この場所にあと1年しか来られないと思うと少し寂しい気持ちになります。図書館を利用する多くの方にこのブックカバーを手に取っていただけたら作り手冥利に尽きます。私も教えに倣い、大学卒業までに立派な森を育てたいと思います。