給食経営管理論のゼミナールである丸山智美ゼミでは、6年前から松河戸MOG保育園と米粉パンの開発を共同研究しています。

米粉は小麦粉と食品学的な特性が異なるため、焼成時の膨化が悪いことが米粉パンの課題です。2020年には第67回日本栄養改善学会学術総会で、膨化しにくい米粉パンを麹で改善する結果を報告した他、多くの課題をひとつずつ解決し、2022年度までに給食提供や販売可能なパンのレベルに到達しました。2023年度から、新しい食品機能をもった米粉パンである大豆粉米粉パンの開発に着手。何度も実験を繰り返して調製時の水分量と大豆粉の比率を見出し、6月29日に、その成果を松河戸MOG保育園の代表と専属管理栄養士の先生に報告しました。

小麦粉は、食物アレルギーのアレルゲンになることなど健康への影響が大きい食材です。金城学院大学では、社会にある食にまつわる「なぜ」を見出し、対応できる方策を科学的に探り、解決への道に近づく力をもった管理栄養士を育てています。

オープンキャンパスでは、金城学院大学の魅力、そして金城の管理栄養士養成の強みを存分に体感できます。みなさまの参加をお待ちしています。