このたび、薬学部3年生の笹田彩華さんが、公益財団法人ヤマト福祉財団の奨学金を受給することになりました。この奨学金の今年度の新規受給者は、全国の大学で8名であり、笹田さんはそのうちの一人に選ばれました。

笹田さんは、電動車いすを使用しながら修学している学生です。毎日遅くまで残って、講義の復習やレポート作成、試験勉強などに尽力した成果が評価され、奨学生に採択されました。大学では、本人と相談しながら専用駐車場や電動車いす用バッテリー充電所の設置、座席の配慮や実習のサポートなどの支援を行っています。

先日行われた奨学金贈呈式の席で、笹田さんは「薬学部の勉強量はとても膨大で、普段からの勉強も実習も本当に大変ですが、薬剤師として働く夢を叶えられるよう、努力を重ねて頑張りたいです。」と抱負を述べました。

本学では、障がいのある方に対して入学試験の段階から受験上の配慮を行い、入学後は学生本人と大学が連携して、学びの意欲をサポートしています。

         贈呈式の様子