日本看護学教育学会第34回学術集会において、「超高齢社会に対応できる看護師育成の取組:看護学部におけるコミュニケーション教育の構築とOSCE評価」の演題が現地交流セッションで採択され、コミュニケーション教育の効果を、コミュニケーションと看護技術の融合した看護OSCE(Objective Structured Clinical Examination: 客観的臨床技能試験, 以降OSCE)にて評価する取組の内容について、関わった教員10名とOSCEに参加した学生2名で1時間の交流セッションを実施しました。
企画者:阿部恵子、松田武美、水野妙子、加藤亜妃子、伊藤眞由美、秋山優美、加藤まり、久保あゆみ、柴田年広、中村恵理、
金森里茶子(3年生)、野尻一華(2年生)
交流セッションの内容は、1.コミュニケーション教育プログラム(阿部)、2.看護OSCEの実際(松田)、3.看護OSCE評価から導き出されたコミュニケーション教育への示唆(水野)、4.学生の体験談(金森、野尻)の4部構成にて説明しました。
その後の質疑応答では、学生の学びが実習につながっていることへの可視化ができ、教員の学生指導へのモチベーションにつながったという感想や、生活者の視点が含まれている点をどのように教育しているかなど、貴重な質問や意見交流が行われ、今後への示唆を得ることができました。これらの示唆をもとに、コミュニケーション教育プログラムとOSCE評価をさらに発展させ、超高齢社会に対応できる看護師の育成に一層貢献できるよう、教育の質の継続的な向上に努めていきたいと考えます。
なお、本活動の発表は金城学院大学父母会から2024年度学習成果公表等助成費の支援を受けて実施しました。