2018年6月30日(土)~7月1日(日)に第21回日本医薬品情報学会総会・学術大会が鈴鹿医療科学大学 白子キャンパスで開催され、薬学部5年生の豊田紗和子さん・吉村祐奈さん(矢野研究室)の発表が「学生優秀ポスター賞」を受賞しました。
日本医薬品情報学会は、病院、薬局、製薬企業、薬事行政の関係者、薬系大学の医薬品情報学に従事する研究者などが一堂に会して行われる学会です。医薬品情報専門薬剤師の資格をもつ薬剤師によって学生の中から優秀演題の審査が行われ、豊田さん・吉村さんの発表が学生優秀ポスター賞に選ばれました。
豊田さん・吉村さんの発表は「薬物性光線過敏症と紫外可視吸収スペクトルとの関連」というタイトルで、薬物性光線過敏症のリスク予測に関する研究です。薬物性光線過敏症は、薬物が紫外線を吸収しておこるため、光線過敏症と薬物のもつ紫外可視吸収スペクトルあるいは化学構造との関連を明らかにする目的で研究を進めました。その結果、UVA領域の紫外線を吸収する薬物は特にリスクが高い傾向があり、医薬品の化学構造から薬物性光線過敏症のリスクを予測して対策を取ることができる可能性を示しました。
金城学院大学薬学部では、このような研究活動を通じて研究マインドも磨かれた薬剤師を育てています。