文学部日本語日本文化学科では、学芸員資格を取得することができます。資格課程には、講義だけでなく実地で美術館・博物館の仕事を学ぶ「博物館実習」という科目があります。展覧会の運営に関する、作品の選定、解説・キャプション・パネルの作成、ディスプレイ、広報など、全て学生が行います。こうした実習を通して、学芸員の現場に限らず、さまざまな仕事に活かせるスキルが身につきます。

2024年12月11日(水)より「かわいいあの子のクローゼット~女性ファッション 100年史~」展が始まりました。素敵なポスターは鈴木ひのでさんデザインです。広報担当の瀬之口莉央さんが展示を御案内します。

「かわいいあの子のクローゼット~女性ファッション 100年史~」展は、日本語日本文化学科3年生・近現代コース8名(林実里、加藤綾乃、鈴木ひので、瀬之口莉央、田崎咲朱、越智麻琴、村上茉優、今宮明日香)が企画・制作・運営を担当しました。近現代のファッションをテーマに明治・大正、昭和、平成の3グループで時代を分け、それぞれに流行したファッションスタイルを、大学図書館の資料からたどります。明治・大正時代は、まだ服装には江戸時代の名残もあり、着物を着用する女性の姿を選んで紹介しました。昭和からはうってかわり、洋服が多くなります。流行の服装を描いた漫画家のイラストなどが掲載された少女雑誌を展示しました。平成時代は、当時の女子高校生や20代前半の女性が好む服装が載る雑誌を展示しています。このコーナーがもっとも親しみやすく、一度は見たことのあるものが多いのではないでしょうか。
展示準備の時間が限られている中、それぞれが行うことを理解し、尽力することで展示を完成させることが出来ました。リーダー・サブリーダーのコメントを紹介します。

林実里さん(リーダー)
今回は各々が興味を深め合いながらテーマを活かした展示を制作することができ、喜ばしく思っております。個性に富んだメンバーによって時代に合わせた幅広い服飾文化、そして特有の文化を近現代らしい視点でまとめ上げることができました。多くの人に楽しんでいただけると嬉しいです。

加藤綾乃さん(サブリーダー)
明治・大正時代のファッションが写真、イラストで記載されている資料が少なく、それらを図書館から探すのが大変でした。また、こういったグループ活動のまとめ役を務めることが初めてだったので自分に務まるのか、しっかりと出来るのかという不安がありました。その中でメンバー間での情報共有や進捗確認、先生への進捗報告など自分に出来ることをやってきました。チーム全員で協力して作り上げた展示を是非見に来てください。

他にも、展示内には各時代ごとのファッション投票が掲載されています。是非ご参加ください!
展覧会は 2025年1月20日(月)まで(授業日の平日10時〜16時)開催しています。皆様のお越しをお待ちしております!