フランスのジャン・ムーラン・リヨン第3大学より交換留学中のラコミ・アンチィネアさんが、
磯村先生が担当する日本語の授業内で詠んだ俳句が朝日新聞(2025年1月16日)の「東海俳壇」に
掲載されました。


「蓮池の 兼六園や 水鏡」

こちらの素敵な俳句が掲載されたことを記念して、
アンチィネアさんと磯村先生からコメントをいただきました。

◆ラコミ・アンチィネアさんより
「1月16日、幸運にも私の俳句が朝日新聞に掲載されました。
漢字の授業中に磯村美保子先生が、秋の写真から一枚選んでそれについて俳句を書くように言いました。
そこで私は金沢の兼六園で撮った写真を選びました。
どういった俳句を書こうと考えたとき、水面に映る睡蓮が特に美しいと思いました。
空が反射して、まるで睡蓮が飛んでいるように見えました。
とても素敵な光景だったので、出来る限り文字に起こしてみました。」

◆磯村先生より
「留学生は日本滞在中、日本語を学びつつ生活し各地を旅行します。
留学生が日本で見たものを写生のようにことばで切り取るのが俳句ワークショップです。
各期に一度コースに取り入れ、留学生のスマホ写真を見ながら季語を選び、言葉を選定していきます。
学生は時間内に2~3首作ります。時間があるときは、筆ペンで色紙に書く練習もします。
俳句は学生の日本語能力を時に超え、自身の想像力や言語の力も反映したものとなります。」

この俳句の題材に選んだのは、2024年11月9日に開催された
学生会×KING×HISのコラボ企画【秋の金沢バスツアー】で訪れた兼六園とのことです。

国際交流センターではこうした留学生と金城生が交流できる楽しいイベントを、定期的に開催しています。
2025年度前期にもたくさんの留学生が来日する予定ですので、
ぜひ金城生のみなさんもイベントをチェックしてお気軽にご参加ください!

掲載された新聞を持つラコミ・アンチィネアさん

俳句の素材となった写真