遠隔会議による企画プレゼンと打合せの様子

2020年7月6日(月) 国際情報学部 庫元正博教授3年ゼミ生が、2年前から官学連携をおこなっている犬山市観光課と犬山市観光協会に、自粛明けの観光振興企画の提案を、Zoomを使用した遠隔会議で行いました。

現在、全国の観光地はコロナ対策による観光施設の閉鎖、自粛という未曽有の事態の中で、次の展開を模索している状態です。その状態を受けての企画提案にあたって、自粛中から自粛明け時期の全国の自治体、企業の観光に関する活動の調査や、この時期の若い女性層の生活と観光への意識調査を298名のアンケートを行い、その結果を分析、考察することから始めました。

企画は広告とマーケティングを専攻するゼミならでは集客・販促企画から、女性視点を活かしたコロナ対策アイデアや自分たちも行ってみたくなるイベントなど13の企画を提案しました。

 犬山市経済環境部観光課 課長補佐の小池信和さまからは「アンケートは若い女性層に特化し、現在の意向を図る上で非常に貴重なものであり、結果は大変興味深い。本市の観光施策に役立てたい。企画提案はwithコロナを踏まえディスタンスものなどがあるが、すぐに実践できそうな内容であるし、何より面白い。今後精査し、実施を検討していきたい」、犬山市観光協会の後藤真司さまからは「庫元ゼミの皆さんが困難な状況の中、アンケートや企画に取り組んでくれたことに感謝しています。犬山城下町の商店からは、「打つ手がない」との声も寄せられていましたが、皆さんが考えてくださった企画をひとつひとつ実施することで前向きな雰囲気をつくっていけたらと思います。新しい観光を生みだす、新しいアイデアをこれからも期待しています。」とご講評とアドバイスをいただきました。

庫元ゼミ ゼミ長の国際情報学部メディアスタディーズコース3年林珠衣奈さんは今回の取り組みについて「私たち3年ゼミにとっては今回が産官学連携のスタートでしたので、慣れない部分が多くあり苦労しました。そのような中で一生懸命考えたアイデアを小池様や後藤様に面白いと評価していただけて、とても嬉しかったです。犬山市は私たちにとっても身近で魅力的な観光地であるので、今後も観光振興の力になれるよう、ゼミ生一同頑張りたいです。」と話しています。

【国際情報学部 国際情報学科メディアスタディーズコース庫元正博教授ゼミ 3年ゼミ生】
佐々木美羽さん(グローバルスタディーズ)、岡田奈津希さん、茅野若菜さん、河合由樹さん、河竹真子さん、新村祐未さん、 長谷川茉彩さん、浜地瑠夏さん、林珠衣奈さん、古田貴子さん