左から松谷曄介宗教主事、キリスト教史学会の小檜山ルイ理事長(東京女子大学教授)、李省展理事(恵泉女学園大学名誉教授)
宗教主事 松谷曄介准教授が2020年1月に出版した著書『日本の中国占領統治と宗教政策-日中キリスト者の協力と抵抗』(明石書店)が、2020年9月19日キリスト教史学会より学会賞を受賞しました。
松谷教授は大学3年生の時に中国の北京に留学し、中国のキリスト教に関心を持つようになって以来約20年間、牧師の務めを本職としながらも、同時に中国キリスト教研究や中国大陸、香港、台湾などのキリスト教界との交流を続けてきました。その意味で、日中戦争期に日本と中国のキリスト教がどのような交流・接点があったのかを、政治史や軍事史も踏まえて分析をした今回の書籍は、これまでの20年間の研究成果をまとめたものとなります。