薬学部薬学科6年生の豊田紗和子さん(矢野玲子研究室)が筆頭著者として執筆した「薬物性光線過敏症と紫外線可視吸収スペクトルと構造の関連」と題した論文が、日本医薬品情報学雑誌に掲載されました。
本研究は、薬物性光線過敏症のリスク予測に関する研究で、光線過敏症と薬物のもつ紫外可視吸収スペクトルあるいは化学構造との関連を明らかにする目的で研究を進めました。その結果、UVA領域の紫外線を吸収する薬物は特にリスクが高い傾向や、医薬品の化学構造の中でもリスクが高い構造が存在することを示し、薬物性光線過敏症のリスクを予測して対策を取ることができる可能性を示しました。