2021年3月4日(木)、庫元正博教授3年ゼミ生(2021年度)が、本学にて企画プレゼンテーションを実施しました。これは中日新聞広告局からいただいていた同局と株式会社ダリヤとのコラボによるドラゴンズ応援グッズ新商品「神とめーる」のWebを活用した広告、販促企画を考えるという課題に対して、ゼミ生が事例研究、アンケート調査と分析から企画を提案したものです。
庫元ゼミでは、2019年より中日新聞広告局と地域産業振興キャンペーンなど産学連携プロジェクトを行ってきました。
今回の応援グッズは中日ドラゴンズファンを女性層、若年層にもっと広げていくという狙いで開発されたもので、広告局ビジネス開発部 丹羽宏行さまから、「単なる女子大生視点のアイデアにとどまらず、過去の事例を引用したりと実践的なご提案をいただいたと感じています。また、プレゼンの仕方も非常に上手だったと感じました。今回のみなさんのアイデアを形にするのはもちろんですが、今後もいろいろとご協力賜れば幸いです。」という評価をいただきました。
また、株式会社ダリヤ マーケティング本部 商品開発部 商品開発二課 課長 稲垣安伴さまから「ドラゴンズ応援グッズ「神(髪)とめーる」の認知を広げていくためにウエブを活用した広告・販促企画という課題に取り組んでいただきました。若い方ならではの発想と女性らしい着眼点に加え、アンケート結果を基にした根拠のある提案内容は、商品の認知拡大・売上げ拡大に期待の持てるものでありました。学生の皆さんから感じられるポジティブな感性は、私どもにもいい刺激を与えてくれるものでした。」というコメントをいただきました。
提案はWebを活用した広告、販促企画が中心でしたが、新発売に向けて店頭販促物の制作を依頼され、ゼミ生が企画、デザイン、撮影、コピー制作を行いました。
採用された店頭用POPは2021年3月30日(火)からプリズマクラブ、ドラゴンズショップ(イオンナゴヤドーム前店2階)店頭に掲示されています。この他、「神とめーる」は三省堂書店、ドラゴンズストアサカエ(オアシス21内)、ロフト名古屋で販売されています。
ゼミ生が企画、撮影、コピー、デザインした店頭POP
奥左から<中日新聞> 向健太朗さま <株式会社ダリヤ> 山田卓さま、稲垣安伴さま <中日新聞> 丹羽宏行さま、末永響子さま
手前左から小川桃佳さん、渡邉舞さん、土川京香さん
この企画をまとめた国際情報学部 国際情報学科 メディアスタディーズコース2年、ゼミ長の土川京香さんは「私たちが日常生活で使っているSNSを改めて『広告』としての目的や影響力に着目して考え直すことで、新しい発見もあり、とても勉強になりました。また、企画に対して、新3年ゼミ生全員で多くのアイデアを繰り返し出し合ったことをプレゼンすることができたことはとても良い経験になりました。」と話してくれました。
プロジェクトリーダーの渡邉舞さんは「今回、企画をゼミ生で長い時間話し合い、どうしたら企業様に納得してもらえるものになるか、興味をもってもらえるものになるかをすごく考えました。企業にプレゼンをする機会が初めてだったので、とても緊張しましたが、ゼミ生と支え合って楽しみながら活動することができました。」と感想を言ってくれました。
庫元研究室・庫元ゼミは、広告とマーケティングをベースに、これからも地域文化・観光・産業振興の産学連携活動に取り組んでいきます。