コミュニティ福祉学科の授業「ソーシャルウーマンプロジェクトD」で取り組んでいる「生理用ナプキンの配布」について、配付を予定していた2021年7月27日(火)〜2021年8月6日(金)の間に、計843名に配布。また、同時に行った「生理についてのアンケート」は、8月17日(月)時点で316名の学生から回答を得ることができました。
今回の活動について、プロジェクトメンバーの学生たちは以下のように振り返ってくれました。
「学内だけだとあまり取りに来てくれないだろうと弱気でしたが、800人を超える方々が取りに来て頂き、アンケートも300件以上答えて貰えるなんて思ってもいませんでした。」
「生理用ナプキンの配布、アンケート調査の実施を通して、同じ金城生だけでも自分たちが思っていたより経済的に困窮している人が多いことに驚きました。これが学内外となると更に増えると思います。生理の問題はやっぱり身近な人に相談しづらく、一人で抱え込んでいる人が見えていないだけでたくさん居ることを、アンケートを通して改めて感じました。」
「アンケートについても想像以上にしっかりと答えて頂き、感謝しかありません。今回のアンケートを通して、他人に気づかれにくい生理の問題についても知ることができました。一方で、多くの「頑張って!」という応援と「ありがとう」「助かった」という気持ちを書き込んでもらえたこと、他にも、「定期的に続けて欲しい」など様々な視点からアドバイスもあったので、後期に活かしたいと思いました。」
また今後の活動について、次のように話してくれました。
「アンケートは今後、集計、分析作業を進め、改めて詳細なご報告の機会を設けるとともに、小中学生等に向けた啓発事業の取り組みに活かしていきたいと考えております。そのほか、今回余った生理用ナプキンについては、後期以降、学内のトイレに設置するなど、引き続き、経済的な理由等で生理用ナプキンを必要とする学生に届く仕組みを考えていきます。」
「生理の貧困解消と男女を問わず生理に対する理解を広めることをビジョンに、引き続き、この取り組みに励んでいきたいと思います。この度、ご厚意で生理用ナプキンをご寄付いただきました株式会社アマノ、天野商事株式会社、株式会社杏林堂、株式会社スギ薬局、株式会社スギヤマ薬品の各社さまには改めまして、厚くお礼申し上げます。」
今後の活動も是非注目してください。
<この活動についてのお問い合わせ>
人間科学部 コミュニティ福祉学科 3年 「生理の貧困解消と理解の促進プロジェクトチーム 」
E-mail:swp-teamsn@kinjo-u.ac.jp
※本活動は、人間科学部コミュニティ福祉学科「ソーシャルウーマンプロジェクト D」の授業の一環で取り組んでいるものです。