2021年11月5日(金、人間科学部 コミュニティ福祉学科では、障がい者スポーツ指導員を目指す学生を中心に、「スポーツと福祉」、「ソーシャルウーマン・プロジェクトC(2)」の合同授業で、パラリンピックアスリート(ヨット・セーリング)を大学にお招きし、特別講義を開催しました。

3名の講師から、ヨット・セーリングをとおし、パラアスリートとして世界での活動の様子、レースの映像、画像などを見せていただきながら、障がいのある・なしにかかわらず、海やスポーツを楽しむこと、参加するすべての人たちが協力しあう大切さなどお話いただきました。

また、日本のボランティアの実情、世界の国の中で「世界思いやり指数ランキング※1」の順位が非常に低いことなどのお話を伺い、もっと勇気をもって積極的にボランティアに参加すること、多様な人たちとかかわり交流に臨みたいと、自らの姿勢を見直すきっかけにもつなげていました。

そして受講した学生たちは、講師の方々の夢に向かって進むこと、あきらめないことに、たくさんの勇気をもらったとの感想も多々あり、大変有意義な時間となりました。

この特別講義実施には、「日本財団海と日本PROJECT」「NPO法人三河社中」「蒲郡市教育委員会」のご協力をいただきましたこと、申し添えます。

<特別講師ご紹介 (敬称略)>
山本真也 ロンドン2012パラリンピック セーリング競技日本代表、インチョン2014アジアパラ競技大会 銀メダリスト
金子哲三 NPO法人三河社中設立、ひと・人・ヒトヨットレース全国大会開催(21年連続開催)参加、参画。蒲郡市東港地区まちづくりビジョン策定委員会委員
岩本達也 日本障害者セーリング協会(強化コーチ)、パラリンピックセーリングチーム強化コーチ(アテネ、ロンドンパラリンピック、インチョンアジアパラ、他)

※1 イギリスの慈善団体「Charities Aid Foundation」(CAF)が発表している「世界寄付指数ランキング」より。