2009年10月10日 (土)

今日のお題:蘆野吉和・岡部健・竹之内裕文+桐原健真(司会)「鼎談 死を受けとめる」(タナトロジー研究会 in 十和田、2009年10月10日、於十和田市・十和田市立中央病院)

鼎談の司会というものを初めてやりました。大変でした。

2009年08月29日 (土)

今日のお題:東北大学臨床死生学研究会シンポジウムのご案内

※盛会のうちに終了いたしました。

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今夏、東北大学臨床死生学研究会は、日本思想史研究会のご協賛のもと下記の通りシンポジウムを開催いたしますのでご案内申し上げます。

 弊会は、2007年度東北大学若手研究者萌芽研究育成プログラムによる支援事業に採択された「医療現場との対話による「臨床死生学」の確立――歴史的・文化的アプローチに基づいた「死生」観研究とそのアーカイブ化」を研究課題として結成された若手研究者の集いです。

 このたびのシンポジウムでは、ターミナルケアの現場に対して文化研究がいかなるフィードバックが可能であるのか、あるいは臨床の現場がいかなる文化研究を要求しているのかという問いから出発し、たんなるタコツボ的な死生学研究に終わらない、現実社会との対話を持った研究の在り方を考えるものです。

 講演者・パネリストは、以下の通りです(50音順・予定)。

○招待講演(14:00?15:00)
・岡部健 医療法人社団爽秋会理事長
・竹之内裕文 静岡大学創造科学技術院・農学部准教授

○パネリスト(29 日15:10?18:00・30 日09:00?12:00)。
・桐原健真(東北大学文学部助教・近代日本思想史:弊会代表・総合司会)
・高橋由貴(同大学院文学研究科博士課程後期・日本近代文学)
・日笠晴香(同大学院文学研究科博士課程後期・哲学)
・本村昌文(同百年史編纂室・近世日本思想史)

               記

 日程 2009年8月29日(土)?30(日)
 会場 鎌先温泉/木村屋旅館
    http://www.kimurayaryokan.co.jp/
 アクセス http://www.kimurayaryokan.co.jp/access.html

            お申込フォーム
http://www.sal.tohoku.ac.jp/rinshiken/cgi-bin/symposium.html


東北大学臨床死生学研究会
http://www.sal.tohoku.ac.jp/rinshiken/diary.cgi

2009年08月11日 (火)

今日のお題:「帝国」日本から「大日本帝国」へ(「二〇世紀と日本」研究会、二〇〇九年八月八日・於ホテルグランヴィア和歌山)

$FILE1_l 梅雨が明けなかった東北人にとっては絶望的なほどの快晴でございます。なんなんだ、関西(新大阪にて)

さて、今回は「20世紀と日本」ということで、「大日本帝国天皇」が1936年に誕生することからはじまってみました。

江川芳光ほか二名「国号の称呼使用に関する請願書」一九二六年三月一六日
「我が帝国の国号は、我が帝国憲法に於て、天皇の大権に基ける栄典の勲記に於て、亦国璽に於て、「大日本帝国」たることは、一点の疑を容れさる処なり。
国と国との交際場裡に於て、自己の固有名詞を称する能はずして、綽名せられたる名詞〔Japan / Japon〕を以て甘んじて之を受くるか如きは、劣等なる小学生にして尚且つ之を忍びざる処なり。……独立せる帝国にして何故に自己固有の名詞を堂々と使用する能はざるや。何卒速かに世界に向て帝国国号の固有名詞の称呼使用を宣言し、小にしては速に外国郵便の「スタンプ」中の「ジヤパン」を「ニホン」又は「ニッポン」と改正せられむことを謹で請願仕候也。」

この何とも言い難い請願からTenno of Dai-Nippon-Teikokuへの道が始まったのであります。まぁ、成功しなかったのですがね。

2009年07月19日 (日)

今日のお題:課題報告部会「死と看取りの社会学:その問題圏」(第56会東北社会学会大会、於仙台・東北学院大学)

課題報告部会 「死と看取りの社会学:その問題圏」
(司会 東北大学 徳川直人、東京大学 田代志門)

1.爽秋会岡部医院 岡部 健
看取りを支える社会を創る ―在宅緩和ケアの現場から―

2.爽秋会岡部医院 相澤 出
在宅ホスピスケアという選択 ―看取りの現場の経験談が示唆するもの―

3.東洋大学 原山 哲
「看取り」の二つのパラダイム ―個の身体と生の贈与―

コメンテーター
東京大学 山崎浩司
岩手県立大学 庄司知恵子

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2009年07月18日 (土)

今日のお題:日本思想史研究会7月例会「西村玲著『近世仏教思想の独創――僧侶普寂の思想と実践』合同批評会」(於仙台市・東北大学文学部)

Amazon.co.jp: 近世仏教思想の独創 僧侶普寂の思想と実践: 西村 玲: 本

異端の学僧か、近代仏教思想の源泉か―江戸の中期、律僧普寂は富永仲基に代表される科学的合理主義といかに対峙したか。仏教堕落史観や政治思想中心主義を超えて、近世から近代に連なる新たな思想史の構築を目指す俊英の力作論考。(『近世仏教思想の独創』帯より)

○メインパネリスト(著者) 西村玲氏(東方研究会研究員)

○パネリスト(指定討論者)
  伊久間洋光氏(東北大学文学研究科博士後期課程)
  碧海寿広氏(国際宗教研究所研究員)
  三後明日香氏(米国・カールトン大学助教授)

○総合司会
クラウタウ,オリオン氏(東北大学文学研究科博士後期課程)

○コーディネータ
桐原健真氏(東北大学助教)

○共催
2009年度科学研究費・若手研究(B):「帝国」概念の思想史的研究(桐原健真代表)

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2009年06月27日 (土)

今日のお題:桐原健真「幕末における『帝国』」(第166回 幕末史研究会、於武蔵野市・武蔵野商工会館)

第166回 幕末史研究会

日 時:   2009年6月27日(土)  午後2時?4時
会 場:   武蔵野商工会館4階(吉祥寺駅中央口徒歩5分)
テーマ:   シンポジウム全体テーマ「幕末人の世界観」
       岩下哲典氏「幕末に至るナポレオン観の系譜」
       桐原健真氏「幕末における『帝国』」
       塚越俊志氏「幕末遣外使節のアジア観」
       佐野真由子氏「筒井政憲と異国」

発表内容:
今回は4人の研究者が「幕末人の世界観」というテーマに沿って、それぞれの研究成果を報告し合い、会場からもご意見やご質問を受けながら、幕末を生きた日本人の世界観を俯瞰するシンポジウムとしたいと思います。報告時間や質問時間はタイトになりますが、これだけの内容が一気に学べる機会は少ないと思います。ぜひ、お誘い合わせの上、ご参加下さい。(岩下記)

2009年03月17日 (火)

今日のお題:尊王と攘夷――「水府の学」としての後期水戸学(東北大学・奈良女子大学合同研究会シンポジウム「日本の政治の形(かたち)――王権と政治権力をめぐって」2009年03月16?17日・於奈良女子大学文学部)

水戸藩校弘道館に祀られるのは、なぜ祖先神ではなく鹿島神なのか? 尊王と攘夷という位相を異にする政治イデオロギーを体現する存在として鹿島神を捉えたとき、「常陸国領主」としての水戸藩の歴史的・地政的自己認識が見えてくる。後期水戸学は、まさに水戸においてこそ成立する政治神学の体系だったのである。

――というような話をしました。それはそれとして、奈良女に行っての一つの収穫がこれです。

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奉安殿

まだ存在するんだね、奉安殿。ある意味歴史遺産です。

そのほか、奈良というものを実に堪能できたシンポでございました。日々感謝の心です。

2008年12月13日 (土)

今日のお題:シンポジウム「近代日本の仏教者が「体験」したインド・中国」(2008年12月13日・慶應義塾大学三田キャンパス)

○日時:2008年12月13日(土)13時?16時30分
○プログラム
・13時?13時10分:代表挨拶・趣旨説明 
   代表:小川原 正道(慶應義塾大学准教授)
・13時10分?20分:コーディネーターによるパネリスト紹介
   コーディネーター:山口 輝臣(九州大学准教授)
・13時20分?15時:パネリストによる報告・コーディネーターコメント
  パネリスト 
   陳 継東(武蔵野大学准教授)
「日本仏教の再発見―小栗栖香頂の中国体験」
   中島 岳志(北海道大学准教授)
「20世紀初頭のインド熱―1902年のカルカッタ」(仮題)
   ランジャナ ムコパディヤーヤ(名古屋市立大学准教授)
「西天開教―藤井日達のインド体験と仏教的アジア主義及び平和主義の形成過程」(仮題) 
・15時?15時15分 休憩
・15時15分?16時 パネルディスカッション
・16時?16時30分 質疑応答

研究会・資料調査実施状況
http://homepage2.nifty.com/ogawara/kakenjokyo.htm

※科研のメンバーなので行ってきました。なにもしてませんが…。原稿は書いちゃったので気楽なもんです。(追記:書式に沿ってなかったのでまだ手直しがありました・2008/12/19)

懇親会はとてもとてもすばらしく楽しかったです。仙台から連れて行った学生も面白く過ごしたようです。

2008年12月06日 (土)

今日のお題:「渋沢栄一研究の過去・現在・未来」財団法人渋沢栄一記念財団主催、2008年12月6日、北区・渋沢史料館

$FILE1_l第1セッション
渋沢栄一研究の現状 最近の渋沢栄一記念財団の取り組みから
司会:陶徳民(関西大学教授、文化交渉学教育研究拠点リーダー)
報告者1 田?(華中師範大学教授、渋沢栄一研究センター秘書長)
報告者2 井上潤(渋沢史料館 館長)
報告者3 小出いずみ(実業史研究情報センター センター長)
報告者4 木村昌人(研究部 部長)
討論者 島田昌和(文京学院大学教授)
討論者 桐原健真(東北大学助教)

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合間の自由時間に青淵文庫を拝見しました。渋沢栄一が集めた『論語』関係の著作を収めるはずだったのですが、関東大震災で燃えてしまったので、現在は書架だけが収められて居ります。なんともったいのない話でしょう。文化財って残るだけで価値があるのね。

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お泊まりは前回と同じのホテルメトロポリタン丸の内です。夜景がずいぶんとキレイでした。ちなみに、下の方に見えるのが多分東京駅。鉄にはたまらん光景かも知れません。

2008年11月26日 (水)

今日のお題:「19世紀東アジアと「帝国」日本」(京都市・京都産業大学世界問題研究所、2008年11月26日)

いやはや本当にカツカツの時間割り振りで申し訳ございませんでした。

いろいろサービスしようと思ったりして色気を出すのが悪いのです。

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そののち大変美味しい懇親会を設けていただき、もうこれからは京都に足を向けて寝られないような感じですが、仙台在住の当方にとっては、そもそもそういうのを南足(きたまくら)というのです。

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