2010年07月20日 (火)

今日のお題:未知との遭遇

大学から帰宅した際に、西の空に浮かぶ謎の発光体を発見。一瞬、なんなのかが分かりませんでした。

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ドーム型の発光体というのが、なんとも惹かれます。

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まぁ、ただの雲なんですけど、形も変だし、色使いも変です。こういうものを見ると、人工の限界と天工の偉大さを感じたりするわけです。

2010年07月02日 (金)

今日のお題:桐原健真「「帝国」の思想」(吉田忠編『19世紀東アジアにおける国際秩序観の比較研究』財団法人国際高等研究所、2010年06月25日、111?128頁)

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吉田忠先生のお陰で論文を出せました。ありがとうございます。

「帝国」ということばが、「keizerriik」というオランダ語からの翻訳語であることについては、繰り返し方々で申しておりますが、今回は、この語を忌み嫌った会沢正志斎が、その最晩年に至って、ついに「帝国」の語を肯定的に用いるようになったという彼の 精神的成長史 思想的転回を描いております。

「西夷称するところの笑蓋爾(ケイヅル)なるもの、原(もと)羅馬の先祖の名に出づ。蘭学家、訳して帝となすは、ただ漢字を仮りて以て尊卑の等を分てるのみ。その実はすなはち我が所謂帝の義にあらず。故に今は帝国等の字を用ひざるなり。」

こんなことを言っていた人が、やがて、「神州は万国よりも帝国と号して古より尊れしを……」(「時務策」1862)なんて言うようになるのですから、世の中みんなイデオロギーじゃないかという間違ったスネ方をしてしまいそうになります。

山村才助の『訂正増訳采覧異言』の記述を「恣意的」に読み替え、さらに日本を「七帝国」の一つとする『北槎聞略』でのほんのわずかな記載をも見逃さず、みずからの主張の傍証とする会沢の「実証性」を見るに付け、学者としての彼のおもしろさを再認識する次第でございます。

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