2011年04月10日 (日)

今日のお題:ガスが通りました。

ガスが通りました。おめでとうございます。

朝の10時30分ごろ、中部ガスの方が来られて開栓作業をして下さいました。「一ヶ月もご不便をお掛けしました」と言われてしまいましたが、そもそも中部ガスの方のせいではないわけですし、こちらの方が恐縮してしまいます。「いえいえ、本当に遠路はるばるありがとうございます」と申し上げるのがやっとでした。

ホント、まぁ、よく来てくださったものでございます。感謝して今日からお風呂に入ろうと思う次第。一ヶ月ぶりの風呂の中で、明日から背広を着て大学に行こうと思いました。廃墟服はおしまいです。>なんだ廃墟服って。

2011年04月09日 (土)

今日のお題:貞観地震

そういえば、これだけ話題になっている貞観地震について調べていなかったことを思い出しました。

『日本三代実録』の869(貞観11)年5月26日条にはこうあります。


廿六日癸未(きび)。陸奥国、地大きく震動し、流光、昼の如く隠映(いんえい)((激しく点滅すること))す。頃之(このとき)、人民叫呼(きょうこ)し、伏して起(おこ)ることあたはずして、或(あるい)は屋(おく)(たお)れ圧死し、或は地裂け埋殪(まいえい)((埋まって死ぬこと))す。馬牛は駭(おどろ)き奔(はし)り、或は相ひ昇り踏む。城郭・倉庫・門櫓・墻壁の頽落(たいらく)し顛覆(てんぷく)すること、其の数を知らず。海口哮吼(こうこう)として、声、雷霆(らいてい)に似、驚濤(きょうとう)・涌潮、泝洄(そかい)((遡上すること))漲長して、忽(たちま)ちに城下に至る。海を去ること数十百里、浩々(こうこう)として其の涯涘(がいし)((みぎわのこと))を弁ぜず。原野・道路、惣(すべ)て滄溟(そうめい)と為り、船に乗らんとするに遑(いとま)あらず、山に登らんとするに及び難く、溺死する者、千許(ばか)り、資産・苗稼、殆んど孑(ひと)つとして遺(のこ)ること無し。


津波の叙述が、とんでもありません。


野原や道路がことごとく海原となり、舟に乗ろうとしてもその暇(いとま)がなく、高台に登ろうとしてもそれも難しく、溺れ死ぬものは千人ばかり。財産や苗はほとんど一つだに残ることがなかった。


書き下していて涙が出ましたが、これは花粉症のせいです。きっとそうです。歴史は知るものではなく、学ぶものなのだなぁと思った次第。

2011年04月08日 (金)

今日のお題:Sisyphos

昨晩の真夜中、M7の地震がやってきました。M9に比べれば1000分の1の威力だそうですが、影響はこれまた非道いことになっています。

震災から4週間、ライフラインも一部は復旧し、大学や居宅の方も早晩ガスがやってくるかという状況になり、さらにスーパーやら小売店舗などので流通もだんだんと戻ってきたとやや明るい見通しが現れて来た瞬間に、どんがらがっしゃ?んですから、目も当てられません。

ちなみに、今日のガス復旧戸数(速報)には、マイナスがついてました。復旧したところが、ふたたびダメになったわけです。

正直、やる気を阻喪させられた人間は少なくないわけでありまして、他聞に漏れず、当方もその一人でございます。

$FILE1_lせっかく戻した本も元の木阿弥でございます。

まったくもって、賽(さい)の河原か、シシュフォスSisyphosかというところですな。

賽の河原なら地蔵菩薩がやってきて済(すく)ってくれそうなのですが、シシュフォスですと、まったく済いがありません。済いを求めることがそもそも間違いなのか、求めないから済われないのか。

とはいえ、以前の地震で倒れた本棚を見事なまでにキレイに整えたものの、この地震でふたたび丸ごと倒されてしまった先生に、「戦わなければ勝つことは出来ないから」と励まされました。かなり、真実です。
 
 
 
追記:「どんがらがっしゃ?ん」って『らんま1/2』だと思っていたのですが、どうも世の中はもっと進んでいたようですね。

どんがらがっしゃーんとは (ドンガラガッシャーンとは) - ニコニコ大百科
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%A9%E3%82%93%E3%81%8C%E3%82%89%E3%81%8C%E3%81%A3%E3%81%97%E3%82%83%E3%83%BC%E3%82%93

2011年04月07日 (木)

今日のお題:どうにもこうにもHDD(ハード・デイズ・ドライブ)

どうもいけませんね。デフラグも効きません。

こりゃ、本気であきらめるしかないようです。とにかくアクセス不能のファイルがごっそりあるわけで、こいつらがおおよそ悪さをしているに決まっているのです。

ここら辺が見極めどころというところでしょうか。

ガスが来ません。どうも広瀬川を越えることは、ルビコン以上に困難であるようです。

2011年04月06日 (水)

今日のお題:HDD復旧の日々(3)

昨日からデフラグをはじめてみました。恐ろしいことに、今日に至るもいまだ終わっておりません。なんか昨日も同じことを書いたような気がしますが。

デフラグがここまで遅々として進まないというのは、実に恐ろしいことです。もう、あきらめる時期に来ているのかも知れません。

2011年04月05日 (火)

今日のお題:HDD復旧の日々(2)

飽きもせずにいまだにやってます。

スキャンディスクは一昼夜かけても終わらず、正直、どうのしようもない感じです。

バックアップツールで復元したものもあるのですが、見事なまでにシェイプアップに成功。90%近くのファイルはフォルダごと消滅しました。ディレクトリ構造自体が崩壊しているのでしょうね。

郵便局に行くついでに街に出ました。そこかしこ再開している店がある一方で、飲食店を中心に休業中の多いこと。コンビニにまったく商品が並んでいないのを見て、いかに日頃の生活が大量生産・大量消費なのかを痛感した次第。

あと、そこら中に存在する「頭上注意」の看板。これは、たんに物理的な意味だけではなく、色々な意味で怖いです。

2011年04月04日 (月)

今日のお題:HDD復旧の日々

どうにもいけません。HDDが本当にいけません。

バックアップしようにも

送り側のファイルまたはディスクから読み取れません。

と出てきます。

よく見ると、拡張子が「--0」やら「--1」とか「--2」などと不穏当なものがついた文字化けのファイルがたんまり出てきます。

こりゃかなり根っこのところで壊れたようです。スキャンディスクをかけてみましょう。

2011年04月03日 (日)

今日のお題:1週間振りに街へ出る

今日、地震の前から数えると1ヶ月ぶりくらいに妻と外食をしました。メニューは以前よりずいぶんと減りましたが、ランチでパスタを頂戴し、復旧を言祝いだ次第。

もちろん早いところでは、震災3日目くらいから再開している飲食店があったわけですが――さわきとか――、そういうところは列んだり、大変な混雑だったりしました。当方が1週間前に街に出たときは、お昼時ということもあり、いまだそのような状況でした。

ところが今日は、そんなこともなく普通に入ることができました。中に入ってからも、せかされることもなく、ゆっくりと昼食を戴くことが出来たことは、大変幸福な時間であったと申せます。

日々感謝の心です。

2011年04月02日 (土)

今日のお題:お湯を戴く

仙台には、現在全国各地からガスを復旧するために大量のガス事業者がお越しです。「開栓隊」と言うそうですが、なんとも勇壮なことで、「大阪ガス」とか書いてあるバンを見る度に、感謝の気持ちでいっぱいになります。

とは申しながら、当方の居住している地区は、ずいぶんと戸数の多いところでして、復旧はいまだ緒に就いたところと言うところでございます。そこで、比較的早い段階で復旧した妻の実家の方で、お湯を頂戴しております。

一言で申しますと、「風呂はいい」というところでしょうか。とはいえ、随分と内風呂に入ってこなかったこともあり、風呂の入り方をすこし忘れました。手順が今ひとつあやふやです。公衆浴場のように温泉に入るのとは感じが違います。まぁ、そんな経験をしつつ、すこしずつ日常回復のリハビリをしているのかも知れません。なんとも有難いことでございます。

2011年04月01日 (金)

今日のお題:新年度

新年度ということで、異動やらなにやらがあるものですが、正直大学が1ヶ月遅れて動くということなので、どうもそういう感覚が無く日々を過ごしております。

気がつくと、3週間経ったわけで、そろそろ落ち着いても良いような気がするのですが、平常の生活が戻ってきたわけでもなく、やはり昨日と同じ日常が流れております。

とはいえ、多少は物資も手に入りやすくなったようで、生鮮食料品も列ぶことなく購入することができました。おかげで、親子丼を作ることができた次第。今日の糧を得られたことに感謝します。

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