OGキャリアストーリー
- トヨタ自動車株式会社
東アジア・オセアニア部
犬飼 友菜さん - ヤマハ発動機株式会社
ロボティクス事業部
CS部SMTグループ
鳥居 美咲さん - あいち
小児保健医療総合センター
薬剤部
服部 あみさん - 大成建設株式会社
名古屋支店建築部工事係
(建築担当)
小森 香南さん - 日本航空株式会社
客室乗務職
熊谷 佳奈さん - 安城市職員
(保育士)
前川 遥さん - トヨタ自動車株式会社
知的財産部 知財企画室
東京知財グループ
田中 美有さん - 医療法人豊田会
高浜豊田病院
診療技術室 栄養科
寺島 彩香さん - 東海旅客鉄道株式会社
監査部
新竹 由佳さん - 興和株式会社
海外統轄部 海外経営企画課
小谷 慧和さん - 愛知県職員
保健医療局 生活衛生部 生活衛生課
食の安全・安心グループ
原 菜摘さん
相手の気持ちを汲み取ることが
本当の「英語力」だと知った。
2020年3月卒業
犬飼 友菜さん
相手の気持ちを汲み取ることが本当の「英語力」だと知った。
現在私が担当している業務は、東アジア・オセアニア地域で販売する新車の需要供給・販売管理です。コミュニケーションのベースとなるのは英語で、各国の異なるニーズに合わせた販売計画の策定や各国販売代理店への配車サポートなどを通して、現地のお客さまや販売店さまのご要望に寄り添えるよう尽力しています。現在の環境で求められるのは、相手の状況や要望に耳を傾けながら自分の軸を持ち、より良い提案をする力。この力は、2年次の留学はもちろん、3年次から専攻した英語スペシャリスト養成プログラムでの通訳翻訳についての講義やキャリアプロジェクトの一環として参加した「JAL×JTB旅行商品企画プロジェクト」で企画提案からプレゼンテーション、商品化実現までを経験したことなどが総合的に生かされていると思います。金城はOG同士の「絆」が強い大学です。金城出身というだけで通じ合える何かがあります。そして、そういった人と人とのつながりは、社会人になっても一番大切にすべきものだと私は思っています。今後も組織の信頼関係を大切に、その上で自分の軸足を太くしながら、自分にしかできないことを考えて行動していきたいです。
創造の苦労と達成感を知ったことが、
現在の仕事にも生かされている。
グローバルスタディーズコース
2019年3月卒業
鳥居 美咲さん
創造の苦労と達成感を知ったことが、現在の仕事にも生かされている。
私が現在所属するCS部SMTグループは、表面実装機・印刷機などの業務用機器を購入されたお客さまをサポートする部署です。その中で、私は製品の取扱説明書(マニュアル)を作成する業務に携わっています。マニュアルは、製品を購入されたお客さまが最初に触れるものです。マニュアルを読んで「わかりにくい」「複雑だ」というネガティブな印象を持たれないよう、なるべく平易な言葉で図やイラストを多用しながら、お客さまの気持ちになって作成することを心がけています。現在の勤務先への就職が叶ったのは、最後の最後まで親身になってサポートしていただいた先生やキャリア支援センターの方々のおかげです。私は面接が苦手だったのですが、キャリア支援センターの方に様々なご指導をいただき、最終的には面接で自分について話すことが楽しいと思えるまでになりました。1年次の海外研修プログラム「KIT」でカナダへ行ったことや、観光系の資格を取得したこと、日本文化研究サークル「いろは」での活動など、金城での日々のすべてが社会人になった現在もかけがえのないものとして自分の中に残っています。
金城で培った
「聞く力」「伝える力」を糧に、
公務員薬剤師として
幅広く活躍したい。
2019年3月卒業
服部 あみさん
金城で培った「聞く力」「伝える力」を糧に、公務員薬剤師として幅広く活躍したい。
現在は愛知県の公務員薬剤師として、医療施設で勤務しています。調剤や薬剤指導、医薬品情報の提供など、業務は多岐にわたりますが、すべてにおいて大切になるのはコミュニケーション力です。金城の授業はグループワークが多くて先生との距離も近く、また1年次から研究室に配属されるため、他学年の先輩方とも交流する機会が豊富でした。そういった環境が、相手の意見を聞く力、自分の意見を相手に伝える力を育んでくれたと思います。また、5年次に実習へ赴くにあたり、ビジネスマナーや実習先でとるべき行動、身だしなみについてていねいにご指導いただいたことも大きく役立ちました。就職して3年目。まだまだ経験不足ではありますが、病院内のスタッフと話し合いを重ね、力を合わせることで患者様に最善の治療を受けていただけるよう、奮闘する毎日です。今後は、薬剤師としては妊婦・授乳婦サポート薬剤師の資格を取得し、女性であることを生かした仕事をしていきたいと思っています。愛知県職員としては、将来的には保健所への配属や、薬事、生活衛生業務に携わることも想定しながら、どのような職場に行っても金城で培ったコミュニケーション力を糧に活躍していきたいです。
現場のプロと対等に会話をしながら、
「地図に残る仕事。」を手がけていきたい。
空間デザインコース
2020年3月卒業
小森 香南さん
現場のプロと対等に会話をしながら、「地図に残る仕事。」を手がけていきたい。
新築物件の建築施工管理を担当しています。1年目にRC造のホテルの基礎工事から竣工引渡までを経験。2年目は、4年間お世話になった金城学院大学の増改築工事を担当することになりました。学生としてではなく、社会人として大学に足を運び、母校に貢献できることに感謝、感動しながら仕事をしています。この仕事では、現場に関わるすべての方とコミュニケーションを重ね、相手に自分の意図を正確に伝えることが大切です。学生時代、日々の授業で行った設計課題の発表や、仲間とひとつのものを製作するゼミ課題の経験が、現在の仕事にとても役立っています。その結果、上司から「小森の指示は的確でわかりやすいと職人から聞いたよ。その調子で頑張れ」と声をかけられたことは大きな自信につながりました。教育スローガン「強く、優しく。」のとおり、金城には優しさだけでなく、厳しいながらも的確な意見をいただける先生方がいらっしゃいます。レポート提出などで苦しい思いをした経験が、現場での決断力や問題解決力に生かされています。直近の目標は、一級建築士の資格取得。現場でさまざまな工種のプロと対等に会話をしながら、「地図に残る仕事。」を数多く手がけていきたいと思います。
大学での「挑戦と学びの日々」が、
客室乗務員の夢を叶えてくれた。
2020年3月卒業
熊谷 佳奈さん
大学での「挑戦と学びの日々」が、客室乗務員の夢を叶えてくれた。
国内線・国際線の客室乗務員として、お客さまの安心・安全・快適なフライトのサポートをさせていただいております。金城学院大学での4年間は挑戦と学びに満ち、とても充実した日々でした。英語英米文化学科は少人数制の授業が多く、自分のレベルや目指す将来に合わせて英語力を高めることができます。子どもの頃から「客室乗務員になる」と決めていた私は、2年次に二度の短期語学留学にチャレンジ。短期間でどこまで成長できるのか試すつもりで臨んだ結果、TOEIC® L&Rのスコアを380点アップさせることができ、夢に向かって着実に前進している実感が得られました。大学時代に先生や先輩、仲間から教わった「謙虚に学び続ける姿勢と前向きな気持ち」は、客室乗務員として働く現在も生かされています。目の前のお客様に対して、自分には何ができるのか。何をすべきなのか。それを常に考えながら、今後も成長するために努力を続けていきたいと思います。
大学での学びが大きな土台となり、
日々の仕事で成長を実感できる。
2021年3月卒業
※現 現代子ども教育学科
前川 遥さん
大学での学びが大きな土台となり、日々の仕事で成長を実感できる。
現在、保育士として2歳児クラスの担任をしています。園児が注目しやすい話し方や手遊びを考えるなど、一人ひとり異なる個性の子どもたちに対するアプローチ方法を、大学での学びをベースに試行錯誤を重ねている毎日です。入職1年目から担任を任せていただいたのですが、同僚の保育士から「1年目とは思えないくらい落ち着いている」と、とても嬉しい言葉をもらいました。大学で模擬保育などの実践的な授業に加え、実習やKIDSセンター※で子どもと直接関わる機会を多く持つことができたからだと思います。そして、多様な保育観に触れられる公立保育園で働くという希望の進路を叶えられたのは、キャリア支援センターのサポートがあったからだと思っています。公務員試験対策や面接練習など、コロナ禍の状況で最大限のサポートをしていただきました。今後は仕事をしながら慣れない子育てに悩む保護者の方の思いを汲み取り、共に子どもを支えられる保育者を目指して、さらに成長していきたいです。
※KIDSセンター:大学に隣接して開設され、子育てセミナー、親子教室、子育て相談などの多彩なプログラムで地域の方々の子育てを支援すると共に、各学科の専門科目および共通教育科目「KIDS センタープロジェクト」などの実習施設として使用されています。
多くの関係者がいる仕事だからこそ、
大学時代に培った
多角的な視点が生きている。
メディアスタディーズコース
2017年3月卒業
田中 美有さん
多くの関係者がいる仕事だからこそ、大学時代に培った多角的な視点が生きている。
知的財産を保護する部署で、OSS※1(オープンソースソフトウェア)を適切に取り扱うための社内体制の構築に取り組んでいます。国際規格であるISO※2を取得するプロジェクトをリードし、OSSの分野で世界初のISO取得に貢献することができました。社内で新しいルールを定めるにはグループ会社を含めたあらゆる立場の人を考慮する必要があるので、常に多角的な視点を持ち、本質を捉える力が求められます。この力は大学時代に東日本大震災の復興に関する論文執筆に取り組んだことで養われました。現地を訪れて自ら取材を行い、厳しい現実を知ることで感情に流されそうになりながらもフラットな目線で様々な情報に向き合ったことは貴重な経験でした。今後は知財渉外業務として他社・業界団体、関係省庁と交渉しながら知的財産業界を動かす仕事に取り組みます。大きなチャレンジとなりますが、100年に1度の自動車業界の変革期を乗り越えるために、知財パーソンとしてステップアップしていきたいです。
※1 OSS:ソースコードが公開されており、改変や再配布が無償で認められているソフトウェア。
※2 ISO:国際標準化機構のことで、世界的な共通基準を定めることで国際間の取引をスムーズにし、国際貿易の発展を支援する機関。
大学で出会った先生や友人に刺激を受け、
仕事と家庭を両立しながら、大学院でも学ぶ。
2007年3月卒業
人間生活学研究科 消費者科学専攻
2022年3月修了
寺島 彩香さん
大学で出会った先生や友人に刺激を受け、仕事と家庭を両立しながら、大学院でも学ぶ。
病院の管理栄養士として、外来患者さんの栄養指導、健康診断後の保健指導、入院患者さんの栄養管理、給食管理などを行っています。患者さんとの会話から、その方の思いや状況を察することで、一人ひとりに合わせた栄養評価や現実的に続けられる栄養指導を心がけています。経験と共にスキルは伸びていますが、全ての基礎となっているのは大学での学びです。そして何より、女性が活躍するための教育を受けたことが生き方に大きく影響しています。大学時代に、子育てをしながら働く女性の先生方の姿を見て、環境の変化を諦める理由にせず、子育てをしながら、働き、学び続けてきました。家族の協力のおかげで、金城学院大学大学院の前期課程を修了することができました。多くの友人も仕事と家庭を両立させています。これからも患者さんに寄り添うことのできる管理栄養士を目指して、研究の学会発表や資格取得に取り組み、さらに専門性を深めるため、大学院の後期課程への進学を考えています。
企業の健全な発展に向け、
行動心理学を活かして
監査業務に挑む。
2021年3月卒業
新竹 由佳さん
企業の健全な発展に向け、行動心理学を活かして監査業務に挑む。
監査部に配属され、部内の総務や秘書業務を経て、現在はグループ会社の監査業務を任されています。「投げられたボールはすぐに返す」をモットーとする私を見て、監査業務もできるのではと評価してくださいました。監査は、業務執行が法令や社内規程に適合しているかなどの調査を通じて企業の健全な発展に貢献する仕事で、チームを組んで業務に当たります。どこかに「リスク」、つまり、健全な発展を阻害する要素が潜んでいないかと想像力を働かせながら膨大な資料と向き合う作業は、自分との闘いでもあります。また、相手方の担当者と一対一で面談して聞き取りをする時には、相手方の視点に立って事情を汲み取りつつ、伝えるべきことをお伝えするという姿勢も大切です。歓迎されにくい業務ですが、事後に感謝の言葉をいただくと信頼関係を築けたのかなと嬉しく感じます。業務には法律の知識が必要なのでビジネス実務法務検定3級を取得し、さらに2級取得に向けて勉強中です。より主体的に取り組むことで、JR東海グループ全体の健全な発展に寄与できればと考えています。
世界と日本をつなぐ
経営企画部門のスムーズな
運営を支える。
グローバルスタディーズコース
2021年3月卒業
小谷 慧和さん
世界と日本をつなぐ経営企画部門のスムーズな運営を支える。
医薬品事業からホスピタリティ事業まで行う総合商社の海外経営企画課に所属しています。世界各国に30以上ある現地法人と国内事業部の橋渡し役となり、国際税務や会計業務の課題に対処する部署です。私の担当する業務では、様々な場面で経営判断の指標とするための資料を作成する機会があります。その際に心がけているのは、何が求められているのかを考えて構想を立て、収集した情報を誰が見ても分かりやすく活用しやすい資料に仕上げること。各国の現地法人から届く売上などのデータも扱うので、簿記の知識を習得し慎重を期して作業しています。各現地法人の代表が帰国して行われる予算会議では、提出された資料のチェックも任されているので、より正確な資料作成を通してスムーズな会議運営に貢献したいと考えています。さらなる業務効率化に向けて手順の見直しや知識をつねに更新しつつ、英語の会計文書にも対応できるよう語学力を一層向上させることが目標です。
的確な判断を下し
愛知の全ての人々の
健康を守る。
2020年3月卒業
原 菜摘さん
的確な判断を下し愛知の全ての人々の健康を守る。
愛知県職員は、採用後数年間、ジョブローテーションにより複数部署を経験します。薬剤師職は薬事・食品衛生を担う部署や病院、研究所等に配属されます。私は現在、食品営業許可に関する業務を担当しています。食の世界では、日々、新しい商品や販売形態が次々と登場します。県の保健所が食品衛生法に則って飲食店の営業許可を出す際、「この形態の食品を屋台で販売していいか?」などの判断に迷う場合に、私の部署へ相談が寄せられます。後から混乱や矛盾が生じないよう、職場の先輩や上司に相談し、時には厚生労働省にも法律の解釈を照会して、県としての統一した見解を出し回答します。専門家から消費者まで多くの人と関わりながら、愛知県全体の食品衛生に携われることが大きなやりがいにつながっています。常に知識を更新して状況を見きわめ、人々の健康を守ることが私の役割です。今後は感染症対策や薬事の許認可など業務の経験を広げ、自分自身の薬剤師としての新たな可能性も見出せたらと思っています。