安全な取り扱い

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 いよいよ次のページから、AIBOの足を動かしたり、歩かせたりします。その前に安全に動かすための注意事項を説明しておきます。

 AIBOを壊さないために注意しなければならないのは以下に述べる (1) 予期せぬ動きと (2) 関節 です。

(1) 予期せぬ動き

 例えば、AIBOをテーブルの上に置いて、ピンクボールを追いかけるプログラムを実行したとしましょう。AIBOは喜んでピンクボールを追いかけるでしょう。しかし、テーブルの端に来たとき落下するかもしれません。このような事態を避けるためには、AIBOが勝手に歩き出さないように予防しておくことです。例えば、何かの台や箱の上にAIBOの腹を乗せて、足が地面に着かないようにしておけば、足が動いても台の上でバタバタするだけで歩き出すことはないでしょう。

 台座に置いて、足が動いても歩かないようにする

 AIBOを歩かせたいときは、転ばないように平らな床の上に置いて下さい。そして、AIBOが壁に衝突したり、椅子のキャスターに絡まったりしないように監視してください。また、障害物に接し続けてモーターに無理な力が働かないようにしてください。電源が入っているときは、無理に関節を動かしてはいけません。

 AIBOを床の上に置くときは周囲の人にも声を掛けてください。周囲の人がAIBOに気づかずに蹴飛ばすことがないようにしましょう。また、椅子を後に引いたときにAIBOを轢いてしまうようなことがないようにしてください。

 Tekkotsu には「緊急停止ボタン」があります。コントローラ画面のStopボタンは、緊急時にロボットを停止するのに役立ちます。

(2) 関節

 ロボットの関節はモーターで動きます。プログラムでAIBOの頭や足を動かす場合、急な動きをさせないでください。関節に急な加速や減速をさせると故障の原因になります。

 また、関節の動く範囲には限界があります。この範囲を超えないようにしてください。限界は関節ごとに異なり、下記のようになります。

AIBO関節の稼動範囲


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