日本語日本文化学科の卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
日本語日本文化学科では、大学のディプロマ・ポリシーに基づき、日本語や日本文化に関する専門的知識・技能を修得し、次の資質・能力を身につけ総合的に活用できる学生に学位を授与します。
- 知識・理解
日本語および日本文化を理解するとともに、豊かな人間性を支える教養と深い専門的知識を身につけている。
- 汎用的技能
日本語の特性や日本文化の諸問題についての情報を適正に収集し、さまざまな研究理論を用いて分析し考察することができる。
日本語運用能力の基礎や種々の表現方法を修得し、多様な人々とコミュニケーションをとることができる。
- 態度・志向性
自らを律し、他者と協働して目標の実現のために行動できるとともに、向上心を持って学び続けることができる。
福音主義のキリスト教と日本文化の出会いを生かし、異なる価値観を持つ人々との共存に向けて行動し、社会に貢献することができる。
- 統合的な学習経験と創造的思考力
これまでに修得した知識・技能・態度等を総合的に活用して、新たな課題に取り組むことができる。
日本語日本文化学科の教育課程編成の方針(カリキュラム・ポリシー)
日本語日本文化学科では、学生がディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を獲得できるように、共通教育科目、専門教育科目及びその他必要とする科目を、順次性を考慮して体系的に配置し、講義、演習、実習を適切に組み合わせたカリキュラムを編成します。課程表の他に、カリキュラムの体系性を示すカリキュラム・マップおよびカリキュラム・ツリー、科目間の関連や科目内容のレベルを表現する科目分類番号制を採用し、カリキュラムの構造を分かりやすく示します。
教育内容、教育方法、評価について次のように定めます。
- 教育内容
共通教育科目では、学生が福音主義のキリスト教に基づき、豊かな人間性を支える知識・理解、汎用的技能、態度・志向性の基礎を身につけられるようにします。具体的には「金城アイデンティティ科目」、「金城コア科目」、「金城展開科目」の区分に基づいた科目を編成します。
初年次教育では、学生が効果的に大学で学修し順調な学生生活を送るために、高校から大学の学びに円滑に移行できるようにします。
共通教育科目における初年次教育では、学部学科の枠を超えて学問や大学教育全般に対する動機づけを図ります。
専門教育科目における初年次教育では、日本語と日本文化を扱う本学科の専門性を踏まえた表現方法を修得し、世界の中の日本を多角的に考える力の向上を図ります。専門教育科目では、学生が日本語の運用能力や日本文化に関する知識・技能を身につけることを通じて、ディプロマ・ポリシーに掲げる資質・能力を獲得できるようにします。
基礎となる研究理論を学ぶ「基幹科目」と、幅広い応用思考力を学ぶ「展開科目」を設置して、日本語と日本文化に関して深く理解できるよう科目を編成します。
日本語の正確な運用能力を身につけるために「基幹科目」を設置し、読解力・発信力の双方にわたる知識・技能を修得できるよう科目を編成します。
学生が身につけた知識・技能や態度を総合的に活用できるように「演習科目」を編成します。
学生が専門教育科目を中心とする教育内容を総合化し活用できるように、卒業年次に「卒業論文」を設置します。
- 教育方法
講義科目においては履修者上限人数を原則120名とし、アクティブ・ラーニング等を取り入れた教育方法を実施します。
演習科目においては、少人数できめ細やかな指導を実践し、ディープ・アクティブ・ラーニング等を取り入れた教育方法を実施します。
実習科目においては、体験を通して知識・技能を身につけ、柔軟な思考力を養うプログラムを編成して実施します。
すべての授業科目において授業時間外学修を課し、学生の学修成果を高めるようなフィードバックに努めます。
アドバイザー制度により、学生情報を活用しながらアドバイザーがそれぞれの学生と面談し、学修支援をはじめ学生生活全般に関する助言を実施します。
- 評価
本学科では、学生がディプロマ・ポリシーに掲げられた資質・能力及びこれらを総合的に活用する力を確実に身につけられるように、学修成果の評価方針(アセスメント・ポリシー)に基づき、個々の教員が適正に評価を実施します。
学修成果の評価の公平性と透明性を確保するために、アセスメント・ポリシーは別に定めます。
日本語日本文化学科の入学者選抜の方針(アドミッション・ポリシー)
日本語日本文化学科では、本学の建学の精神を踏まえた教育目的を尊重し、日本語や日本文化に関心を持ち、かつ、その関心を礎にして異なる価値観を持つ人々と共存することの重要性を理解している学生を求めます。そのため入学者に対してはカリキュラム・ポリシーに定める教育を受けるために必要な次の学力の3つの要素を備えていることを期待しています。
また、適正に学生を選抜して受け入れるように、多様な入試選抜方法を実施します。
- 知識・技能
高等学校等における学修を通じて、全般的な基礎学力に加え、国語、地理・歴史の十分な学力を有し、幅広い教養と高い専門性の修得をめざしている学生を求めます。
- 思考力・判断力・表現力
日本語、日本文化、日本の社会に関わる学問領域の課題を追求し、理解を深め、日本および世界に向けて発信しようとする学生を求めます。
- 主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
自律的に研究に取り組み、積極的に社会へ貢献しようとする学生を求めます。