フォトジャーナリスト・安田菜津紀さんの講演会
WLI E・2014年度
講演会後、参加者に感想を聞きました。みな、安田さんの講演で感動し、多くの事を学びました。
一部を紹介致します。
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まず一番に心に感じたことは、写真の持つパワーでした。写真は自分たちの中でも日常的なものではありますが、撮るもの、撮る場所、撮る人によってすべて別物になり、撮影者の伝えたいことがたくさん詰まっているものだと感じました。そのため、カンボジアの人たちの写真や東北の大地震の写真を目にし、今までテレビなどでは伝わってこなかったことも伝わってきた気がしました。
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安田さんがカンボジアに行った理由の中で、「家族って何だろう。絆って何だろう。」と自分の中で葛藤があって、その答えを見つけるためにカンボジアに行こうと決めた。というエピソードがあった。この時、私はなんて行動力のある人なんだと思った。何かしら行動すれば、将来が変わるかもしれないこと、アクションを起こすことの大切さを学んだ。
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『伝える』ということは理解していたつもりでしたが、お話を聞いて、まだまだ理解できていないことを実感しました。自分ひとりの経験を自分のものだけで終わらせることなく、写真というかたちで共有することにより、自分たちから伝えることの出来ない人が発信したい情報を、その人が経験で学んだこと、感じたことをわたしたちが知ることが出来る、ということそれに影響を受ける人がいることを改めて考えさせられました。
きっと今回の講演会の機会がなかったら、カンボジアの現状や、エイズの少年のことを、保護された子供たちが家族のことを一番に思っていることを、わたしは知らないままだったと思います。
知らないで過ごしているのと、知って過ごしているのとでは、生活自体はあまり変わりはしないかもしれないけれど、『守る人がいる人の強さ』を知って、『誰かを守れるようになりたい』と感じました。どんな小さなことでも、伝えることでメッセージを訴えたり、何かを感じさせることが出来る。誰かの「知りたい」の扉を開けるかもしれない、何かを感じた人が新しいアクションを起こしてくれるかもしれない、違う人にも共有してくれるかもしれない。
伝えることの魅力、大切さに気づく事が出来ました。
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今までの視点では見えなかったことが、安田さんの丁寧な説明により、新たな一面を見れた講演会でした。具体的にそれは何かというと、一本松についてです。新聞やニュースにおいての一本松は、「奇跡の」一本松として知られています。しかし、現地の人にとっては、たくさん生えていたはずの松が、津波によって根こそぎ流されてしまった、一本しか残らなかったという、津波による被害の象徴でると知りました。私は、メディアによる明るい一面を鵜呑みにし、その一方しか見えていなかったと気付き反省しました。もっと、多方面に考えられる、視野の広い人間になりたいです。
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『出会いは人を変える』『価値ある無駄をおそれないで』という言葉が印象的でした。学生が質問したことと似た不安を抱えていたので、安田さんの言葉を聞いてなんだか安心したし、今取り組んでいることに全力でがんばろうと、今後の大学生活に対して改めて気を引き締めることができました。
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津波の被害にあった人たちや、エイズにかかって生きるのに必死な子供たちを見て、普通に生きている自分がつらくなった。積極的にそういう人たちを助けていきたいと思った。また、まだしっかり何をしたいかは決まっていないけれど、何かきっかけがあってその仕事についてまっとうしたいと思った。安田さんはつらい現実を見ても頑張っていて強い女性だなと思った。私も安田さんのように学生の内にボランティアや国際支援活動などをして世界で起きている問題としっかり向き合いたいと思った。そこで自分ができることを見つけて仕事に活かしていきたいと思った。大学卒業後は自分の意志で自分やりたいことをしっかり決めていきたい。
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とにかく話を聞いて感銘を受けました。私たちがいかに恵まれた今を生きているかということを思い知りました。途上国カンボジアの子供達や被災地の陸前高田、わたしは今まであまりにも他人事のようにして素知らぬ顔をしてきたんだなと気づき、本当に恥ずかしくなりました。自分に何ができるか、こから何が学べるかをもっと考えなくてはと思いました。
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安田さんは、夢ができてから、それに向かって一直線に努力された印象を受けました。そして、つらい経験をされても、笑顔がすてきで、講演中も励ましてくれたり、気遣いを見せる安田さんは、強くて美しい女性だと思いました。私も夢がある今、安田さんのように、信念を貫き通し、周りを明るくできる素敵な女性になりたいです。
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安田さんの、人に元気を与えられるような写真を撮りたいという想いが伝わりました。フォトジャーナリストというお仕事は、写真を通して人々に何かを伝えようとする使命感と責任感の溢れる素晴らしい職業だと思いました。
カンボジアの子どもたちの写真を見て、彼らの笑顔の裏には売春による暴力や精神的苦痛があったことを聞き、自分の存在がとても小さなものに感じました。私の知らない世界では苦しんでいる人たちがたくさんいることに気づかされ、彼らのために自分にできることは何かないのか、小さなことでも行動を起こしたいと考えるきっかけとなる講演会でした。
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女性だから出来ること、女性だからこその視点というものがたくさんあると思うので、これからどんどん活かしていきたいと思いました。世界には私たちのように生活出来ない子どもたちが数えきれないほどいるし、その子どもたちから私たちが学ぶべき点は非常に多いと感じました。そういった状況下に置かれてもなお家族のことや、自分ではなく他人のことを守ろうとする子どもたちに感銘を受けました。自分がその子たちに出来ることは何があるのか考えて、出来ることからやっていきたいなと思っています。
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