人とふれあう仕事がしたい

福祉の学びと経験を
地域の活性化に
繋げたい!

人間科学部 コミュニティ福祉学科 2年
廣瀬真樹さんが紹介

人間科学部 コミュニティ福祉学科 2年 廣瀬真樹さん人間科学部 コミュニティ福祉学科 2年
廣瀬真樹さん

読み聞かせボランティアが
私にとって福祉の原点

高校2年生のときに、東日本大震災の震災後から続いているボランティアの一員として被災地に赴き、手作りの絵本で子どもたちに読み聞かせをしました。被災地の方々にはとても喜んでいただき、こうした震災をきっかけとした企画を継続していくことによって、震災を風化させず後世まで語り継ぐことができる、と言っていただきました。今でも毎年3月11日は被災地で読み聞かせをしています。このボランティアを通して、私でも役に立てることがある、と気づくことができました。
それまでも、将来は人とふれあう仕事をしたい、と思っていましたが、具体的なイメージはありませんでした。しかし、この読み聞かせをきっかけに、人と関わることで自分の意識が変わること、自分がしたことで相手が笑顔になることを実感しました。
これにより福祉を学びたいと、強く思うようになったのです。そして福祉学科のある大学の中から金城を選びました。理由の一つ目は、資格取得に重点を置き、就職支援も充実していること。社会福祉士資格の取得を目指す私にとって、これは心強い味方です。二つ目は、福祉以外の科目も学ぶことができ、幅広い知識を身に付けられること。私は福祉と心理学を結びつけたいと考えており、学部や学科を越えて、心理学の分野で著名な先生のもとでも学べることが、金城入学の決め手となりました。(※)
※他学部他学科履修制度:所属する学科以外の科目を受講でき、学び方は自由自在です。(科目によっては他学部他学科履修が認められない場合があります)

人間科学部 コミュニティ福祉学科 2年 廣瀬真樹さん

自分で決めて
しっかり責任を持つ
これが大学生活

大学生活は、「とても自由で、なんでも好きなことができる」というイメージを抱いていました。実際には、朝早く起きて通学し、5限まである日は帰りが遅くなったり、毎日のように課題が出されるなど忙しいですね(笑)。しかし、授業を選択したり、課題のテーマを決めたりなど、自分で決めることが多いのも大学生活。高校までは出された課題を淡々とこなすなど、受け身な部分が多かったので、最初は戸惑いましたが、自分が決めたことを実行する責任もあり、今はとても充実しています。
たくさんの課題を同時並行でこなす毎日ですが、高校までとは大きく異なっているのが、答えが一つではないことです。追求していくと、どこまでも深掘りできてしまうので、まとめるのにとても苦労しています。私の基準は正確な情報に基づいて考えること。出典が確かな文献だけを厳選して参考にしています。また、他のクラスメイトが行うレポートの発表は、視点がガラッと変わって大いに役立ちますね。
部活動では高校生の時から興味があった茶道部に所属しています。お茶を点てていると、落ち着いて考えたり、立ち止まって振り返ったりする時間も大切だと気づかせてくれます。

人間科学部 コミュニティ福祉学科 2年 廣瀬真樹さん

理想の環境で
社会福祉士を目指す

私の地元でも、以前に比べると子どもの声があまり聞かれなくなったり、デイサービスを利用されている人をたくさん見かけるようになりました。高齢化や少子化、単身世帯の増加に伴い、コミュニティの希薄化が進んでいます。それによって起こる問題を解決し、地域の将来を活性化したい。その思いを叶えるために、コミュニティの再生に取り組める仕事がしたいですね。目標は福祉に関わる行政職。自分一人で変えようと動くのでなく、多くの人が意見を出し、交流できるような環境を作りたいです。地元を高齢者も障がい者も、みんな一緒に手を取り合って暮らせる場所にするのが、今の私の夢です。
そのために、社会福祉士の資格を取得したいと考えています。国家資格であり、福祉の仕事に関わる上で、できることの幅が大きく広がるとても重要な資格です。4年生の2月に試験があるのですが、今から気を引き締めています。
金城に入学して、すばらしい仲間とやさしくて頼りになる先生に出会うことができました。親しい友だちと、授業が早く終わるとショッピングに行ったり、カラオケに行ったり。先生は授業で身近な話題や興味が湧く題材を取り上げて、分かりやすく工夫してくれます。女子大であることに最初は戸惑いましたが、今は福祉を学ぶ上で、女性ならではの視点や考え方が肌で感じられるとても良い環境だと思っています。みなさんもきっと素敵な出会いがあると思うので、ぜひ金城で一緒に学びましょう!

学生生活・思い出のアイテム
学生生活・思い出のアイテム

人との繋がりをいつまでも忘れないために。

福祉に興味を持ち金城入学のきっかけとなった、手作り絵本の読み聞かせボランティアを記録した冊子とDVDです。幼稚園で40人ほどの年長さんを前に、読み聞かせを行いましたが、みんな興味津々。とても貴重な時間を過ごすことができました。企画当初から読み聞かせを続けている先輩が、成長した子どもと再会した様子を見て、感動したのを覚えています。私も続けていきたいですね。子どもたちや先生方とはずっと繋がっていて、手紙やメールでやりとりをしています。

「福祉」の視点から人と地域への理解を深めます。

福祉の視点で人と地域を理解し、ワークライフバランス(仕事と生活の調和)を実現できる社会を築いていくための福祉マインドを養います。さらに、一般・福祉系企業、NPO、行政機関、医療・福祉分野など、社会で活躍するための「社会そうぞう力」「協働実現力」「問題解決力」を習得。また、ボランティアやフィールドワーク、インターンシップなどの体験型授業が充実。教室では学べない現場の実情を体感し、課題解決に取り組みます。

コミュニティ福祉学科について

掲載の内容は取材当時のものです。