たくさんの得難い経験が将来に生きてくる

暮らしに役立つ
経済のスキルを
身に着けたい!

生活環境学部 生活マネジメント学科 3年
新美巴英さんが紹介

生活環境学部 生活マネジメント学科 3年 新美巴英さん生活環境学部 生活マネジメント学科 3年
新美巴英さん

公務員から金融系へ
学びがもたらす方向転換

母が公務員だったこともあり、将来は私も公務員になりたいと、おぼろげながらイメージしていました。市役所の窓口で的確なアドバイスをしている職員の方々を見て、私も地元に貢献したい、地域の人々の役に立ちたいと考えるようになりました。
進学先を考えるにあたって、法律や行政を学ぶことができる大学をいくつか候補に挙げ、オープンキャンパスに参加しました。その中の一つ、金城のオープンキャンパスで受けた、昔話を使った法律の模擬授業はとても面白く、生活の中に様々な法律が生きていることを、学ぶことができました。難しいはずの法律を分かりやすく教えてもらった感動と、生活に密着した学びがあることを知り、迷わず金城に決めました。
入学後「生活経済学」など机の上で学んだことを、株式投資コンテストへの参加を通してリアルに体感できたことや、結婚や出産といった大きなイベントが並ぶ、ライフプランを実現するための資金の考察などから、お金を上手く増やす方法に興味を持ち始めました。
こうした一連の学びをきっかけに、将来の進路も公務員から金融系へと、大きく方向転換しました。しかし、関わり方は違っても、人々の生活に役立ちたいという思いに変わりはありません。

生活環境学部 生活マネジメント学科 3年 新美巴英さん 昨年から順位を上げて4位入賞!(写真は昨年のものです)

株式投資コンテスト参加で
経済をリアルに実感

この学科の学びの面白さは、生活に役立つ知識が幅広い分野で学べることです。例えば、「生活設計論」では各グループのプレゼンを通して、今後に必要な結婚や子育ての資金がどれくらいになるのか学びました。算出すると、思いのほか必要になるんですよ!
基本演習の授業では、グループ形式で新聞の要約を行ったり、レポートの書き方を丁寧に教えていただけるので、文章をまとめる力や長文を書く力も養われます。また、アドバイザーの先生による進路相談や、生活の悩みを聞いていただける機会があるので、自分から話しかけるのが苦手な人でも相談しやすいですね。
幅広い分野を学べる学科だからこそ、苦手な分野もあります。初めて体験するプログラミングの授業は苦労しましたが、自分が書いたプログラムで画面が動くのを見たときは、達成感がありました。他の講義も、段階ごとに学生の習熟具合を見極めながら進められるので、安心して受講できました。
「生活経済学」の授業を通して、名古屋証券取引所主催「第11回名証株式投資コンテスト」に参加しました。昨年に続き2回目の挑戦。チーム戦だったので、メンバーの三人と情報交換しながら株取引を行いました。毎晩遅くまでニュースやネットなどを確認し朝早く起きて、どこの株を買うか決めていました。コンテスト期間中はスマートフォンの株式情報とにらめっこ。参加グループ内での順位が変動したり、株価の上下で1日の気分が左右されたり、1カ月の期間中は本当に大変でした。
コンテストに参加したことで、経済や世界の動向に関心を持つようになりました。参加前は、企業の売り上げが株価の重要な要素だと思っていましたが、新型コロナウイルス感染予防のワクチン開発や、CO2を削減するためのエンジン自動車販売禁止など、新たなニュースが発表されるたびに、関連銘柄の株価が大きく変動することを学びました。今ではニュースを確認することが、毎日の習慣になっています。将来はコンテスト参加経験を生かして、株も利用し効率よく資産運用をしていきたいです。 そして、コンテストに参加して得られたものは、もう一つ。チームメンバーの山内さん、平野さんとの団結力です。誰か一人でも寝坊をして準備を怠ると、利益が大幅に減ってしまいます。三人で連携を取りながら目標を目指して取り組んでいきました。他大学から株式サークルのような強豪も参加する中、昨年から順位を一つ上げて108チーム中4位に入賞!以前からプライベートも含めて仲の良かった三人でしたが、繋がりがさらに深まりました。

生活環境学部 生活マネジメント学科 3年 新美巴英さん

金融業界で働くために
ファイナンシャルプランナーの
資格取得を目指す

学生生活で成長できた点を挙げるとすれば、勉強とプライベート、アルバイトのバランスが上手く取れるようになったことでしょうか。勉強とプライベートに加え、大学生になってからアルバイトを始めたことで、3つの生活軸ができました。しかし、最初はこの3つのバランスを上手く取ることができず、どうしたものかと悩んでいました。そこで手帳(学生生活・思い出のアイテム参照)の活用を始めたのです。スケジュールを丁寧に書き込み自己管理することで、けじめある生活が送れるようになりました。貴重な時間を無駄にせず、積極的かつ慎重に学生生活を送りたいです。
将来の展望は、これから様々なことを学び、さらに変化していく可能性もありますが、株式投資コンテストに参加した経験や、学んだ知識を生かすために、証券会社や銀行をはじめとした金融業界の仕事に就きたいと考えています。
そうした経緯から、金融業界で働くために必須といえる、ファイナンシャルプランナー養成コースを選択しています。今の目標はファイナンシャルプランナー2級の資格を取得すること。授業では、ファイナンシャルプランナーの方から講義を受けており、住宅ローンの組み方や投資方法をテーマにした実務経験豊富な講師の方の講義は、とても分かりやすいです。今後は実際にライフプランを立てる実践的な授業もあるので、自身が体験することによってさらに学びを深められると思います。仕事に役立つのはもちろんですが、これからの生活に役立つ内容をたくさん知ることができるので、講義を受けるのが今から楽しみです。
金城の良さは、まず、学生が女性だけなので、とても居心地がいいこと。次に、施設がきれいで勉強がしやすい環境が整っていること。キャンパスが広いので、運動不足になりがちな私にとっては、これも大切なポイントですね。
また、金城は親切で話しかけやすい先生ばかりで、相談や質問が気兼ねなくできるところが魅力です。例えば、今回の取材でも、アンケートの回答の書き方や、インタビューでの伝え方などを、時間を割いて相談に乗ってくださいました。分からないことがあったときは積極的に先生に話しかけることで、学んだことを吸収しやすくなると思います。もちろん、私たち先輩金城生にも気軽に声をかけてくださいね。

学生生活・思い出のアイテム
学生生活・思い出のアイテム

手で書くことで楽しみながら毎日を管理

私の学生生活に欠かせないアイテムはスケジュール帳です。大学生になってから、勉強やプライベートの予定が増えたので、それらが重複しないように、スケジュール管理を細かく行うようになりました。テスト期間中は、1日のスケジュールを細かく記載し、自己管理も行っています。スケジュールをスマホで管理している友人もいますが、可愛いイラストを描いてテンションが上がるスケジュール帳にするのも楽しいですし、自分の手で書き込むことによって、「書いた」という認識を持つことで、予定を忘れることの防止にもなります。今ではスケジュール帳なしの毎日は考えられないですね。

2つのコースで進路に直結する専門性を養います。

金融・保険業界などをめざす人のための「ファイナンシャルプランナー養成コース」では、本学科独自の「AFP認定研修プログラム」と受験対策勉強会を設け、ファイナンシャルプランナーの資格取得を強力にバックアップします。また、教員や公務員などをめざす人のための、「教員・公務員養成コース」では、教員養成プログラム及び公務員養成プログラムによる本学科独自の受験対策講座や、面接対策、採用試験の受験指導、履歴書添削など充実した支援体制を整えています。2つのコースにまたがる学習や資格取得にチャレンジすることも可能です。

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掲載の内容は取材当時のものです。