人間生活学の研究領域は、今日、世界中が注視する研究領域です。人間生活学研究科では、自然的、物的、社会的環境との相互作用の中で、「生活の価値」の実現と「生活の質」の向上をめざしつつ、人間生活を物質的、精神的、社会的に充実発展させるという理念の基に教育・研究を進めます。

人間生活学研究科は、生活環境学部と人間科学部の研究領域に対応できるカリキュラムを備えています。また6年制薬学部についても対応可能です。在学生にとっては学部での学習成果を基礎に、また卒業生にとっては実社会での経験を基礎に、ワンランク上の資格を取得したい方、専門的な知識を身につけたい方への支援・育成をめざします。

人間生活学研究科博士課程は、前期課程と後期課程の2課程より構成されています。前期課程は、消費者科学専攻及び人間発達学専攻の2専攻より構成されています。後期課程は、前期課程の2専攻を統合し、これらを融合・高度化させた人間生活学専攻の1専攻としています。
これは、人間生活学の研究と教育を、従来の専門分野に捉われないで、広く新しい視野から進めようという意図によるものです。また、本学の消費生活科学研究所および心理臨床相談室との間に有機的な関係を持ち、広域的かつ高度化した視野から教育・研究ができる体制をとっています。

人間生活学研究科博士課程からは多くの博士が誕生しています。博士の学位が授与された修了生は、専門的技能を活かした高度専門職業人として、また、豊富な知識をそなえた教育者および研究者として国内外で活躍しています。

大学院人間生活学
研究科長
宗方　比佐子

学部での4年間の学びをベースに、興味ある学問分野を深く探究できます。

金城学院大学大学院は、第1種指定大学院です（日本で現在、約150校）。
一定条件を満たして本課程を修了すると、修了と同時に臨床心理士の受験資格が得られます。

各専攻には、資格取得を応援する科目が用意してあります。
また、課程を修了することで、受験資格の取得や実務経験免除・軽減などの特典が与えられる資格もあります。