技術と自分を磨いて成長

アイデアを具現化し
独創的な
表現で伝えたい!

国際情報学部 国際情報学科 メディアスタディーズコース 4年
日比野莉子さんが紹介

国際情報学部 国際情報学科 メディアスタディーズコース 4年 日比野莉子さん国際情報学部 国際情報学科 メディアスタディーズコース 4年
日比野莉子さん

自分のイメージを
表現するために
メディアの世界へ飛び込む

高校3年生の時に金城のオープンキャンパスに参加したのですが、場内で道に迷ってしまいました。途方に暮れている私に、声をかけてくれたのが国際情報学部の学生さんでした。そこは国際情報学部のスタジオが設置された校舎の近くで、「見学していきませんか?」と誘われて校舎の中に。スタジオは番組制作の真っ最中で、その様子や授業のことなど、学生さんが本当に楽しそうに、イキイキとした表情で話してくれたのが印象的でした。当時はメディアの仕事に興味はあったものの、進路として決めていたわけではなかったのですが、今では、きっと縁があったのだろうと思います。
同じく3年生のある日、様々な大学のパンフレットを見ていると、岐阜県で先生になっている金城の卒業生に目が止まりました。それは私が2年生の頃に、とてもお世話になった教育実習の先生だったのです。英語の先生になるという夢を実現されたことを知り、金城なら自分の夢を見つけて叶えることができる、オープンキャンパスで会った先輩のように、素敵な学生生活を送ることができる、と考えて金城への進学を決めました。
国際情報学部を選んだのは、国際分野と情報分野の2つの分野を学べるからです。中でもメディアスタディーズコースを選んだのは、親類にメディア関係の仕事に携わっている方がいて、テレビ番組制作の話を伺う機会が度々あり、興味を持っていたこと。そして、子どもの頃の映画鑑賞や絵を描くことから始まった、私ならではの表現を専門的に学びたいと思ったからです。そんな私にとって、制作から編集、Webデザインなど、あらゆる分野の環境が整っている金城のメディアスタディーズコースは最高の場所です。また、高校生の頃から言語や世界情勢に興味を持っていたことも、グローバルな視点で学ぶことができる、この学科を選んだ理由の1つです。
入学してから2年、様々な分野を本格的な機材で学ぶうちに、映像にどんどん興味が湧いてきました。そこで、モーショングラフィックスやプロジェクションマッピングなど、最新の映像表現に関わることができる遠藤ゼミを選びました。遠藤ゼミでは美術館の展示見学をはじめとして、デザインの分野も学べることも魅力でした。

国際情報学部 国際情報学科 メディアスタディーズコース 4年 日比野莉子さん ゼミの作品として、E1棟1階の階段に海中の世界を投影

手を動かし
作り続けることで
アイデアが形になる喜び

ゼミの活動では、プロジェクションマッピングの制作が印象に残っています。大学内のE1棟1階の大きな階段に、海中の世界を創り出して投影しました。これはゼミの作品発表の一貫として行われました。私たちは4人のチームで取り組み、1人が3Dグラフィックを担当、他の3人が2Dで絵を描き映像ソフトで動きをつけるという進め方で、約3ヶ月で完成しました。数分の短編ムービーとはいえ、高度な技術が必要な場面も多く大変でしたが、基礎を振り返りながら進めることができました。完成した作品を見た時は達成感があり、作ってよかったと心から思っています。
こうしたゼミの活動では、作品の制作過程で、技術力はもとより、チームワーク力を身に付けることができたと感じています。技術や表現など、様々な要素が盛り込まれたプロジェクションマッピングを1人だけで制作することは難しく、チームで協力し合いながら進めました。高校生の時は美術部で、1人での作品作りがほとんどでしたが、この経験を通して、視野が大きく広がりました。そして、対象を動かしたり、映像を合成したり、といった制作技術を基礎から応用まで幅広く学ぶことができました。
とにかく、手を動かして作ることが大好きで、アイデアが形になっていくことがとても楽しいです。今は卒業制作に向けてプランを練っている最中。頭に浮かんでいるのは、興味を持っている「ピクトグラム(※1)」を交えた作品づくりです。 国際情報学部の面白さは、冒頭で述べたように各コースでの学びの枠を越え、情報分野と国際分野の両方を幅広く学べることです。メディアスタディーズコースの私は、SDGs、アメリカの情勢、社会学などグローバル関連をたくさん学んでいますし、友人もグローバルスタディーズコースでありながら、メディアのゼミに所属しプログラミングを学んでいます。
また、スタジオやカメラなどの設備・施設がとても充実しており、本格的に学ぶことができます。
※1 ピクトグラム:言語によらず情報を伝達するための「絵文字」「絵記号」と呼ばれる簡略化された図形

国際情報学部 国際情報学科 メディアスタディーズコース 4年 日比野莉子さん

多彩な経験が
私を成長させてくれる

学生生活を通して情報分野に関する知識を身に付けることはもちろん、様々な経験をしたことでコミュニケーション力を高められたことは、学生生活の大きな収穫だと思います。たとえばジーニアスサポーターズと呼ばれる国際情報学部の支援団体で、後輩学生にPowerPointなどソフトウェアの使い方講座を開催したことをはじめ、アルバイトでの接客や学生スタッフへの参加など、積極的に人と関わることで、コミュニケーション力が身につきました。もともとあまり前に出る性格ではなかったのですが、こうした経験で前に出ることが苦ではなくなり成長することができたと感じています。
また、国際情報学部ならではのKIT(※2)と呼ばれる海外研修も、こうした成長に大いに役立ったと思います。ニュージーランドに2週間ホームステイし、語学研修とエアライントレーニングプログラムを受講。小学生の頃は客室乗務員が憧れだった私にとって、とても楽しく、大いに収穫があった留学でした。
将来は情報分野のプロフェッショナルとして仕事がしたいと思っていますが、まずは社会人としての基礎を身につけたいと考えています。どんな分野でも大学で学んだ経験が役立つ機会は多いと思いますし、専門分野から始めると、ついおざなりになりがちな基本部分をしっかり習得した上で、描いた夢へと進んでいきたいと思っています。そのときに備えて、これからも最新情報にアンテナを張りながら勉強を続けていきます。
金城学院大学国際情報学部にはリーダーシップを発揮する能力を養うWLI(※3)と呼ばれる授業や、海外研修プログラムなどたくさんの成長できる環境があります。まだ将来やりたいことが決まっていなくても、大学生活の4年間で様々な経験を積み、きっと夢を見つけて、叶えるための道筋を作ることができると思います。また、金城学院大学はキャンパスが綺麗で、勉強のモチベーションに繋がります。素敵な大学生活を思い描きながら頑張ってください!
※2 KIT(Kinjo International Training):1年次に全員が参加する体験型海外研修
※3 WLI(Women’s Leadership Initiative):女性の必須能力「協調型リーダーシップ」を養うための特別な科目群

学生生活・思い出のアイテム
学生生活・思い出のアイテム

4年間一緒に歩んできた、頼れるパートナー。

写真は4年間の学生生活で、常に一緒にいたMacBookです。背面では留学先のニュージーランドの国鳥キーウィが、アップルマークをついばんでいます。 国際情報学部必須のアイテムとしてWebデザイン、動画編集、プレゼンテーションといったクリエイティブな活動を支え、レポートやリモート授業など、勉強にも大いに役立ってくれました。そして、時には友人と一緒に映画を鑑賞し、ビデオ通話をするなど、いろんなシーンで使ってきました。1年生から4年生までの間、大学生活を共に過ごしてきたので、思い入れは人一倍です。

多彩な情報分野のリーダーを育てます。

マスコミや広告業界で働く力、Webデザイン・ゲームソフト制作・プログラミングなどの技術を活用する力、自ら情報を創造して発信する力を養成。メディア社会をリードする各分野のスペシャリストとして、より豊かな社会を築くことのできる人材を育てます。 また、全員参加の体験型海外研修「KIT」、協調型リーダーシップを磨く「WLI」、情報機器の活用能力を習得する「ICT」、コミュニケーションの“道具”としての実用英語を身につける「EIC」など、社会人として通用する基礎力を養うために、特色ある学びを用意しています。

多元心理学科の学びについてはこちら

掲載の内容は取材当時のものです。