生活環境学部 生活マネジメント学科 3年
朝倉萌絵さん
オープンキャンパスで見つけた
金城の魅力とめざす学びの分野
高校までずっと共学だった私は、女子だけで過ごす時間に居心地の良さを感じることがありました。高校2年生の後半あたりで進学先を考えるようになった頃、女子大への進学を意識するようになりました。そして、金城のオープンキャンパスに参加した時には、キャンパスの美しさや充実した環境に驚きました。当日は金城祭も開催されていて、明るく活気に溢れた先輩たちを見て、ここなら思い描いていた大学生活を送れると確信しました。
高校生の頃は将来の夢や学びたいことが、明確になっていませんでしたが、高校3年生になって受けた政治経済の授業が面白く、そうした分野を学べる学科や大学を探す中で、探究分野の幅広さと将来の生活設計に役立つ知識も身につくという点に魅力を感じ、金城の生活マネジメント学科を選びました。また、オープンキャンパスで学科紹介コーナーへ訪れた際に、ファイナンシャルプランナーという資格があることを教えていただき、資格取得サポートも手厚いことを知りました。大学生になったら資格を取りたいと考えていたので、これも決め手の一つになりました。
生活マネジメント学科の良いところは、経済や社会のことを専門的な分野から実用的な分野まで、幅広く学べる点です。消費生活分野は身近な消費者問題からマーケティングまで、家族福祉分野ではジェンダーの問題や生活設計に関することまで学べます。家族福祉分野のゼミでレポートを書くことになっているのですが、私はL G B Tをテーマに選びました。情報活用分野は、情報を分析し発信するための能力をゲーム作成なども活用して養うのですが、私はこの分野が少し苦手でプログラミングの授業は苦労しました。それでも友人に教えてもらいながら何とかこなすことが出来ました。持つべきものは友です(笑)。ほかにも、法律や経済に関する授業などもあり、本当にたくさんのことを学べるので、就職はもちろん将来のさまざまなシーンで生かせると思います。
ファイナンシャルプランナーに関する授業もたくさんあります。印象的だったのは、ファイナンシャルプランニングの授業で、モデルケースを想定した提案書を作成した時のことです。相談者のご要望に沿いながらも、貯蓄残高をプラスにする必要があるので、様々な保険や住宅ローンを比較したこの資格には、きめ細やかな応用力が必須だと感じました。また、名古屋証券取引所が主催する株式投資コンテストに4人のチームで参加し、入賞することも出来ました。毎日メンバーと協議して投資を行いましたが、相手に自分の考えを伝えるコミュニケーション力と協調性、情報収集の大切さを実感しました。
私を変えてくれた
副専攻プログラムへの
チャレンジ
大学に入ったら何かに挑戦したいと考えていた時に副専攻プログラムの存在を知り、主にTOEIC対策を中心にビジネス英語を学んでいます。
チャレンジしたものの英語が得意ではなかったので、選抜された時は期待と同時に不安もありました。以前からNHKラジオで基礎英語を聞いたり関連書籍を多読したりしていましたが、英会話の経験はなくオンラインでの授業は不安が大きかったです。しかし、自分の伝えたいことが講師の方に伝わった時や、ほめてもらえた時はとても嬉しいですし、教材や会話を通して海外の文化や考え方なども知ることができ視野が広がりました。今でも英語でのコミュニケーションは難しく挫けそうになりますが、来年春に予定されているカナダのRoyal Roads大学での海外ビジネス研修をモチベーションに、楽しみながら頑張っています。
また、TOEICの点数は200点上げることが出来ました。副専攻プログラムを受講しているおかげでポイントをつかむことができ得点アップに繋がったと思います。このプログラムを通して、他学科の友人も出来ました。英語を勉強することだけでなく大学生活の充実にも繋がっています。
3年生になってからは学生スタッフにも参加しました。1、2年生はコロナ禍の影響で学生生活らしさがあまりなく、このタイミングでやったことのないことに挑戦して思い出を増やしたいと考えたからです。自分がオープンキャンパスをきっかけに金城に決めたように、金城の魅力を高校生に感じてもらいたいと思い参加することを決めました。
7月と8月のオープンキャンパスではキャンパスツアーを担当しました。来場者に「こんな施設・設備があるんだ!」「大学生活楽しそう!」などと言ってもらえた時にやりがいを感じます。キャンパスツアーは、大学内の様々なところを見ることができるので、新たな発見があり、大学生活をイメージできる貴重な機会だと思います。ぜひ参加して金城の魅力を感じてほしいです。
学んだことと
資格が生かせる将来を描く
学生生活を通してチャレンジ精神とコミュニケーション能力が身についたと思います。かつては失敗が怖くて踏み出せないことが多かったのですが、副専攻プログラムへの参加を決めた時、「良い経験になりそう、とにかくやってみよう!」と思ったことがきっかけで、学生スタッフとしての活動や資格取得にも挑戦できました。元々、人見知りで一歩踏み出すことが苦手でしたが、大学生活での経験を通して少しずつ克服できていると感じています。
コミュニケーション能力向上には、アルバイトとオンライン英会話が役立っています。アルバイトでは、お客様に気持ちよく買い物していただけるよう笑顔で明るい接客を心掛けています。オンライン英会話では、外国人の先生と英語でやり取りをするので、上手く通じないことや言いたいことが思いつかないこともありますが、使える英単語で表現するなど、できる限りのことをして伝えることで、コミュニケーションを図っています。授業で隣の席に座ったクラスメートに、こちらから話しかけられるようになったことも成長と言えますね。
将来については業界研究や企業研究をしている最中です。大学生活前半では、将来の選択肢を増やせるように資格取得を頑張りました。最近では金融関係のインターンシップに参加していますが、数多くの業界を見てみたいと考えています。そして、大学で学んだことや取得した資格、経験が生かせる場所を絞り込みたいと考えています。
高校生の方々は受験勉強が大変だと思いますが、乗り越えたら楽しい大学生活が待っているので最後まで諦めずに頑張ってください。そして、受験勉強を頑張ったという事実はその後の人生において必ず役立つと思います。
受験勉強では過去問題を解くことをお勧めします。私も、センター試験(※)や金城の過去問題を何度も繰り返し解きました。そうすることで、出題傾向がつかめるだけでなく、自分の苦手分野も分かるので効率よく勉強できると思います。自分にあった勉強法を見つけて頑張ってください。そして、素晴らしい金城のキャンパスでお会いしましょう!
※現、大学入学共通テスト
- 学生生活・思い出のアイテム
私の成長を支え、見守ってくれています。
思い出のアイテムはノートパソコンと電卓です。パソコンは入学してから長い間オンライン授業だったので毎日使っていましたし、副専攻プログラムのオンライン英会話もパソコンで受講しています。情報収集したりレポート作成をしたり課題をこなす際にも必要です。また、勉強だけでなく、動画を見るなど息抜きにも使っています。大学生になったころは、指一本でのタイピングでしたが、レポート作成を重ねるうちに上達しました。弟がくれたシールも貼ってあり、今では大学生活に欠かせないものになっています。 もう一つの電卓は、ファイナンシャルプランナーや簿記の勉強をする時に使います。大学生になり資格取得できたことは私の中で大きな出来事の一つ。これも大切なアイテムです。
2つのコースで進路に直結する専門性を養います。
金融・保険業界などをめざす人のための「ファイナンシャルプランナー養成コース」では、本学科独自の「AFP認定研修プログラム」と受験対策勉強会を設け、ファイナンシャルプランナーの資格取得を強力にバックアップします。また、教員や公務員などをめざす人のための、「教員・公務員養成コース」では、「教員養成プログラム」及び「公務員養成プログラム」による本学科独自の受験対策講座や面接対策、採用試験の受験指導、履歴書添削など充実した支援体制を整えています。2つのコースにまたがる学習や資格取得にチャレンジすることも可能です。
掲載の内容は取材当時のものです。