フランス料理から始まったヨーロッパへの思い
フランス料理からヨーロッパに興味を持った私は、まず文化と人々の暮らしを感じたいと考えました。もちろん語学力の向上も大きな目的。でも言葉が通じずホームシックになったらどうしよう、と少しネガティブなイメージも持っていました。しかし、1年という期間はあっという間。そんな心配をする暇もなく、自ら目標を決めて行動することの大切さを学びました。一人暮らしだったこともあって、自立する力もついたように思います。でも、自分の意思を余すところなく伝えられるようになったか、と言われればまだまだです。もっとスキルを高めたいですね。
留学先では、現地でできた友だちと度々集まり、食事会などをしていました。また、補習校でのボランティアで教育の現場に参加し、バイリンガル、トリリンガルの子どもと触れ合うこともできました。子どもの時から二ヶ国語、三ヶ国語が話せるのも当たり前というのは、陸続きのヨーロッパならでは、と実感した次第です。
この留学を経て、毎日に少し自信が持てるようになりました。それくらい、留学をやり遂げた充実感は大きなものだと言えます。留学というと、さまざまな不安が先立って躊躇する人も多いと思いますが、一度そういった部分を排除して考えてみてはいかがでしょうか?おそらく、自分にとって役立つことの方がたくさんあるはず。目標さえしっかりしていれば、向こうでの成果がこれからの糧になりますよ。
文学部 外国語コミュニケーション学科 4年 大前 いずみ さん 愛知県 大府高等学校出身
Profile
小学生の時から英会話を習っていて、外国への興味はそのころからありました。高校では生活文化学科で学び、そこで海外の料理に触れ、特にフランス料理を発端にして、生まれた土壌や文化に惹かれるようになりました。金城に入学しフランス語を専攻したときから、留学をモチベーションの一つにしていたくらい、自分の中に留学が占めるウェイトは大きなものでした。
紹介します!私の宝物
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- インターナショナルフードコンペディションの会場で。留学生がそれぞれの国の料理を作り、現地の学生や先生に投票してもらい、順位を競いました。日本チームは3位でした。
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- 一年間住んでいた私の部屋。けっこう広いのでたまに寂しくなることも。友達と集まってご飯を作ったりもしていました。
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- 留学生がリヨンの街を巡るツアー。このような留学生向けのイベントがいくつも用意されており、他の留学生と話せるチャンスでした。
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- リヨン最大の光の祭典。真冬に開催されるのでかなり寒いですが、とても幻想的です。街中が光と人であふれます。